どれほど参考になるかわかりませんが、壊疽性丘疹状結核疹と診断されるまでの、親目線から見た湿疹やBCG跡の経過、本人の様子を記しておきたいと思います。写真も参考としてあげておきます。
 
娘の場合は脚に出た後、腕、お尻とお腹、背中、顔、手足の甲、足の裏、頭皮や首回りなどに2週間ほどかけて症状が広がっていきました。
湿疹は、接種後1ヶ月半頃から出来始めました。最初は赤みがある数ミリ程度のものがいくつかある程度。皮膚全体が赤みを帯びる感じではなく、素人目には、虫刺されかな?と疑うようなポツポツしたものでした。徐々に、触ると硬い丘疹や膿を持ったもの、痣のような赤みが広がっているもの、水ぶくれのように見えるものなど、複数種類(のように見えた)湿疹が見られるようになりました。
症状のピークは発症してから2週間~3週間前後だったと思います。新しいものを見つけては落ち込みましたが、そのあとは少しずつ赤黒くなったりかさぶたになったり、軽快していくのがわかりました。(見た目には色が赤黒くなった方が悲惨な感じでしたがあせる
特にひどかったのは脚、お腹、お尻、BCG接種跡周辺あたりで、幸いなことに顔にはあまり出ませんでした。
 
接種100日以上経った直近では下記のような感じです。見た目にはかなり良くなりましたが、脚はまだひどい跡が残っています。
 



続いてBCG接種跡です。接種翌日から赤くなりコッホ現象だったら嫌だなーということと、何か役に立つ日が来るかもと思い、わりとマメに撮影していました!まさか本当に見直す日が来るとは…笑い泣き

間隔がマチマチで申し訳ないですが、BCGの経過としては4週ごろから反応が強くなったので、通常だったと思います。膿が出て破れることもあるようですし。

異変を感じたのは接種40日後くらいから接種部位が赤く腫れてきた時です。その後皮が破れてめくれ、18個の跡がはっきりしないくらいボロボロになりました。近所のクリニックで湿疹に加えて接種跡の状態が普通より酷いことを指摘されましたが、その後総合病院にかかり、原因がBCGによるものだと判明することになります。
原因がわかった後の経過ですが、接種して2ヶ月半ほどでまた接種跡がはっきりしてきました。接種から100日以上経った直近では下記のような感じです。


 
 

この間、当の本人はというと、湿疹ができて痛がったり痒がったりすることは全くありませんでした。熱が出たり機嫌が悪かったりということもありませんでした。元気よく遊び、離乳食を食べ、おっぱいを飲み、よく寝る…という至って普段通りに過ごしていました。ですので、症状としては本当に湿疹のみで、見た目の派手さに反して軽症だったと言えます。(より悪いものだと発熱したり、湿疹部分に結核菌がいたり色々あるようです注意
とはいえ、娘の湿疹自体はかなりひどく出た方らしいです。

繰り返しになりますが、壊疽性丘疹状結核疹と診断されるにあたって行った検査は、血液検査と、手術して脚から湿疹を1つ取り生検に出したということくらいです。薬は、原因がわからない際に近所のクリニックでいただいたものを1週間程度塗っていましたが、効果はなかったように思います。原因がわかってからも特に何もしていません。自然治癒というのが通常のようです。

娘がたどった経過は以上になります。

次の記事で、今回こうした経験をしたことで感じたことを雑感としてまとめて終えたいと思います。

続きます。