待合室で2時間…
「遅すぎだよね…」
『お腹すいたね…』
「もうお昼だね…」
『ご飯食べて来ようか。一声掛けて来ようか?』
ナースに声を掛けてみる。
『すみません。呼び出し機が鳴ったら来ますので席を外します』
ナ「先生に確認しますのでお待ちください」
ナ「次、お呼びします」
『蕎麦屋の出前みたいだね~今出ました!ってね』と姉が笑わせた。
やっと呼ばれ診察室へ。
良い人らしいが…微妙に深刻に話すDr.…転移した肝臓癌の執刀医。
とっても深刻な事態だと思わせてくれる。
自分の置かれている現実が重たく感じた。
大腸癌の転移なので通常の肝臓癌とは違うと説明をされた。
また転移が小さいので10%切除で済むだろうと。
手術しても肝機能に問題は、無いらしい。原発が大腸癌なので。
手術前に3D画像を作る為と肝臓内に細かい気泡が有るので癌なのか確認したいとの説明が有った。
2/24 気泡が癌か否か確認の為MR検査
3/1 3D画像を作る為のCT撮影
3/2 診察(検査結果確認予定)
もしMRで他に癌が有った場合…肝臓の手術は、見送ると説明されました。
「転移しているのでステージは、Ⅳですよね…」
Dr.『転移が認められれば…ステージⅣと振り分けられてしまいます。』
淡々としていた。
通常の肝臓癌と同じように
造影剤を使用しても肝機能に問題が無いか検査をする為、検査室へ通された。
姉と夫は、待合室へ。
検査室でしばーらく待つ…。
説明して下さったDr.が針を差し採血して緑色の造影剤を注入し15分後に再度採血。
病院は、痛い。いつも痛い。
そして会計へ。
待ちくたびれた姉と夫。
待っている間ふたりで色々話したようだ。
後日聞いた話
どうしてだろうと暗い顔をする夫に姉が
『1番深刻で悩むのは本人なんだから回りが明るくしてなきゃならないんだよ。暗い顔するなら顔を出さない方が良い。』と言い放ったらしい。
お姉ちゃん強いw
翌日、会社へ報告。
検査は、有給休暇が使えるとの説明が有った。
いつから長期休暇を出すか…悩んだ。
座り仕事だし、入院の荷物は下着とパジャマが有れば良い。簡単だ。
入院前日まで働く事にした。
その方が悩む時間が無くて良い。