1ヶ月に1度の診察。

 

いつものように予約の1時間前に到着。

採血を済ませる。

 

診察まで1時間以上は待つことになる。

だからいつも本を持参。

何にも邪魔されない、

リラックスできる時間。

私はこの時間が好きだ。

 

いつものように本を取り出し何気に

呼び出しパネルに目をやると、

なんと今日の診察担当は主治医じゃなく

赤ペン先生だー。

 

知ってる人は知っている

手術前に私の右腕に「右」と赤ペンで書いた

先生です。

 

マジでー。

なんだかテンションが上がる。

 

主治医には聞きにくかった副作用と病状のこと。

気がかりな体重減少のことなど質問するぞー。

とにかく書き出そう。

って言ってもすぐにリストアップは終り、

なんか遠足前の心境(笑)

 

いつもより時間がかかっていると

事務の方が言いに来てくれた。

赤ペン先生はめっちゃ丁寧に

お話しをするから時間かかるよなー

全然OK。

 

待合にはまだ何人も患者さんがいる。

 

予約時間から2時間たってようやく

次は私だ。

誰もいないし、病院の照明も

所々消えてる。

 

診察室から患者さんが出てきたから

いよいよ私の番だー。

呼び出しパネルに私の番号が

表示された。

 

えっ?

そこには赤ペン先生の名前ではなく

主治医の名前がー

 

診察室に入る私の目の端に

遠ざかる赤ペン先生の後ろ姿が。

 

いや主治医に不満があるわけではない。

むしろ主治医でよかったんだ。

 

でも

なんだかなー

雨で遠足がなくなった時と同じ気分だー