元大阪市立大学の白澤政和という大バカ者が考え出した、ケアマネジメントという馬鹿げた仕事。
しかし、この仕事をするには、業務独占の資格を必要とする。そして、この資格は5年ごとに研修を受けて更新するしくになっている。
今回2回目の更新研修を受けたが、計32時間、5.6回、都心に出向いた。しかし、何と無駄な時間と労力を費やしたことか・・・。
この研修での 「現実の介護現場」とはかけ離れた、「空想」をもとに作られた仕事の「研修現場の実態」をお知らせしよう。
<現実の介護現場>
例えば、利用者が「デイサービスを利用したい」と言う希望を言った。ケアマネは「それにあったサービス計画書」を作成して、印鑑をもらいファイリングするのが、業務である。
ケアマネはそのゴミになるだけの書類(サービス計画書)をつくるだけで、そこに何が書いてあるかなど、全く意味をなさない。だから「ケアマネ不要論」なのであるが・・・。
<ケアマネ更新研修(仮想現実)の現場>
利用者に「どんな生活をしたいか」「何を困っているのか」などを言わせて、それを解決するためにどんな介護サービスを利用するのかをケアマネ様に決めていただく。
利用者には、「数ある介護サービスの中からどんなサービスを利用するかは?」の選択権を与えていない。もっと言えば、「利用者はバカで何もわからないから、サービスの取捨選別はできないから、ケアマネが指南してやる」という前提から始まっている。
このような「そもそものボタンの掛け違え」から始まっているケアマネジメントという馬鹿げた手法。
しかし、「どんなお困りごと」があるか?そしてそれを解決するためには「どのようなサービスを利用」すれば解決できるか?を議論するのであれば、それはそれで、仮想現実の中での「一つのおままごと」ということで理解できる。
ところが、今回の研修は、全く訳がわからず、何をしていたのかさっぱりわからない。
例えば、
1時間目
「課題があると考えられる『アセスメント項目』について、その理由と課題解決のために働きかけを行うべき相手方及び課題解決に向けた具体的な対応方針を記入(議論)してください」とあるが、・・・・・・。
2時間目
「課題があると考えられる『ケアプラン第2』について、その理由と課題解決のために働きかけを行うべき相手方及び課題解決に向けた具体的な対応方針を記入(議論)してください」とあるが、・・・・・・。
この二つの課題で、ケアマネージャーの皆さんが議論するのが、今回の研修のメインだった。
皆さん、意味がわかりますか?
高校生でも合格できるケアマネの試験に合格したケアマネさんには、この難解で現実離れして研修課題をもらっても、到底理解できない。
もっとも東大卒でハーバード大学に留学した人でも、もちろん、到底理解できないのは自明の理である。
講師やファシリテーターとしてきている人達も、恐らくは、自身に向けられたら、何をして良いか、わからないと思う。
結局、何をしてきてのか?この研修では?
さぁ、明日から、現実のケアマネ業務が再開する。
そこにあるのは、併設のデイやヘルパーなどへ客を呼び込む営業活動と、利用者の選んだサービスの利用理由書などという、馬鹿げたゴミになる書類を作るだけだ。
がんばろう。
こんな仕事、いつまであるのかな?と不安をもちつつ。