家族などの慣れ親しんだ人とは会話ができるのに、慣れない人や場面では会話ができなくなるという、極度の人見知りのような性質のことです。
数年前、わたしはとあるテレビを見たことがきっかけで、自分が場面緘黙症だったことを知りました。
思えば、わたしは幼稚園時代からそんな自分に気づいていて、小学三年生になった時、こんな自分を変えたい!と、ありとあらゆる行動をとり努力をしてきました。
しかし、周りからは大人しくてつまらない子と決めつけられて・・・
特に、突然外では全く話さなくなるわたしを親は理解してくれなくて・・・
そのことでいつも怒られたし、随分酷いことも言われたので、本当に辛かった

だからこそ、自分が場面緘黙症だったと知った時、わたしは悪くなかったし、仕方のないことだったんだ・・・
と、涙が溢れて止まりませんでした。
過去を振り返ると、わたしは社会人4年生になった時、さらに自分を変えたくて
ありとあらゆる人間関係の中に、ひたすら自分から飛び込むこということをひたすらやってのけました!笑
けれども、どーーーーーしても特定の人とは上手く話すことができなくて、不穏な空気になるやら、申し訳ないやらで、そんな自分に悶々としていました。
しかし、数年前に心理学と出会ったことで、自分自身ととことん向き合って
信頼できる仲間ともとことん関わったことで、やっとやっと気づけたことがあったのです。
それは、馴染みのない人や場面になると
わたしは相手からのストロークを待つばかりで、自分からストロークしようとしてなかったのです

しかし、無意識にそうしてたので、そんな自分に全く気づけなかったのです

けれど、そこに気づけたことで、こんな自分を克服するには
ただ、自分から相手に興味を持って、勇気を出して話しかければいいんだ!
ってことに、やっとやっと気づいたのです

普通の人から見たら、それが当たり前だし自然にできることなのかもしれないけれど
場面緘黙症のわたしには、そんな簡単なことがわからなかったし、できなかったのです・・・。
それ以来、馴染みのない人や場所でも、自分から話しかけるという練習を意識して少しずつ重ねた結果
今ではどんな環境であれ、自分から話しかけることができるようになりました!!

(※但し、場面緘黙症にもいろんなタイプがあり、全てがわたしと同じとは限りません!)
と言っても、やっぱり根本的な性質は変わらないので、特に、面識のない人に自分から話しかける時には人一倍勇気が入りますし
人前で話したり、注目されることが大の大の苦手です。
特に仕事が絡んでくると、話し上手な人と比べられてしまうことが苦痛で苦痛でたまりません。
けれど、そんな苦労があったからこそ、人見知りな人を見かけた時には
人一倍、思いやりの気持ちを持てるようになり
人一倍気にかけるし、人一倍話しかけるようになりました

もしかしらあなたの近くにも
話しかけても反応が薄かったり、素っ気ない態度をとる人がいるかもしれません。
しかし、もしかしたらその人は、場面緘黙症なのかもしれません。
もしかしたら、本当はあなたと楽しく会話したくても、もう少し慣れるまでの時間が必要なのかもしれません。
たとえ相手からの反応がなかっり、反応が薄くてガッカリすることがあったとしても
どうかどうか、気長にあたたかく見守ってくださるとうれしいです
