ニコニコ数ヶ月ぶりの歌舞伎座演劇

今日の目当て、多くの人にとっては海老蔵や菊之助かもしれない。

私は地道に踊り目当て。日舞の先生から、(今回の踊りの演目は流派独特で)面白いから一度お稽古してみるのもいいわね、という言葉を受けたから見たかったのだ。

「三ツ面子守」と題するこの踊りは、踊り手の見栄えはよくない(田舎から出てきた小娘が子守に外に出て、神社で踊って遊ぶ)のでお姫様のようなきらびやかな衣装で舞台に立てるイメージを持ってはいけないべーっだ!

でも、三津五郎さんの踊りには光があった。華があって楽しく鑑賞できた。

いつも思うのだが、彼ひとりが舞台で踊っているのに、ひとりを感じさせない存在感がある。

身体も小柄なのに、舞台がちょうどよい大きさになる。

そういう踊り手さんはなかなかいない。

ちなみに、坂東流では、この踊り、上半身は男踊り、下半身は女踊りをするという技巧が求められる。

娘がひょっとこやら弁天?さまの仮面をかぶってその振りをして踊るからだ。


おかめにもなるし、とにかくあわただしいあせる。色々な人を演じなければならない。

身体が覚えられるか、能力が追いつくかさえわからないが、踊れるようになったら立派な踊り手さんだ。


いつかなれるかしらん富士山