トヨタの、特にハイブリッド車のバッテリー上がりが問題になっています。新車で購入後、半年ないし1年でバッテリーが寿命を迎えてしまうと言う事象です。そして、トヨタらしくないと思うのが、バッテリーは消耗品であるから、交換は有償だと言う事だそうです。どんな商品でも、最低1年間ぐらいは、ユーザーの使用方法によほどの落ち度がない限り、無償で交換するものでしょう。

 数日前に、トヨタの系列販売会社で修理費等の過大請求が報道されました。さすが、トヨタは世界一ビックモーターと言うことでしょうか。

 札幌トヨタ自動車では、過去10年間に13店舗で不適切な請求があった。リース会社4社に対して、整備しなかった作業工賃や交換しなかった部品代を請求するなど7578件の過剰な請求をしていたという。背景に「売り上げ目標必達という強いプレッシャーがあった」という事だそうです。

 ほかにも、ネッツトヨタ茨城で2699件ネッツトヨタ千葉で1687件札幌トヨペットで1417件沖縄トヨタ自動車で1290件などが公表されている。各社で、対象のユーザーや取引先に対して返金の手続きをしているという事だそうです。


 昨日、大阪淀川でプリウスのタクシーの暴走事故がありました。68歳の運転手の方は亡くなられたそうです。全く減速せず、ブレーキを踏んだ形跡がないと言う目撃者の証言です。

 “プリウスミサイル”と言われているプリウスですが、トヨタ車全体での事故率が1万台あたり53件であるのに対し、プリウスの場合、1万台あたり111件で、トヨタの他の車両の2倍以上の確率で事故を起こしていると言うデータを見かけました。

 

 先日、また、自動車会社5社の不正が発覚しました。

 トヨタの場合、衝突試験の成績を良くするために、市販する車にはない加工を施したり、追加の補強をしたりして成績が良くなるように細工していました。かなり悪質と言わざるを得ません。

 一方のホンダは、騒音試験に関しては、より騒音データが大きくなり得るよう重量を重くして不利な条件でテストすることで、最終的な市販車の段階でも国交省に提出するデータより”うるさく”ならないような試験条件を設定していました。

 また、エンジンの馬力に関しては、8車中6車種がカタログデータよりも馬力が出過ぎてしまい、2車種に関しては、馬力がカタログデータよりも僅かに低い結果となったそうです。

 全く同じはずのエンジンを、違う車種に載せた場合、エンジンルームの形状の違いや、冷却の条件の違いによって馬力が変化てしまうのは自然なことと言えます。まぁ、ホンダの場合、悪気はなかったと言えるでしょう。


 トヨタで明るみになっている不正を見ていると【盛者必衰】「栄えし者も、遂には滅びぬ」という言葉が思い浮かびます。