ベルセルク無双をクリアしました | 秘意と無課金な日々

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よし! FFⅦリメイクやろう!!✨
そう思ってPS4の電源を入れました。
しかし! いざプレイしたらベルセルク無双の方が面白くなってしまいかなり熱中してしまい、一気にクリアまでやりました。
その感想は……
 
























スゲー面白い!✨
だけど雑!!💢














クリアまでやってみるとこのゲームの長所・短所がけっこう見えてきますね。
内容は面白いんです。
夢中になって一気にプレイしたのですから。
この戦いがベルセルクの戦いか?と言われるとベルセルクの戦いではないですね。
いくらベルセルクでもあそこまで敵だらけにはなりません。
見渡す限りの敵! 敵! 敵!です。
でもそんなのはどうでもいいんです。
これはベルセルクを無双シリーズにしたゲーム。
ベルセルク無双です。
ベルセルクのゲームではなくベルセルク無双のゲームと捉えれば許容範囲。
てゆーか普通。
これをベルセルクじゃないと言ってしまったらドラゴンボールのRPGとかGジェネレーションとかもドラゴンボールじゃないゲーム、ガンダムじゃないゲームということになってしまいますからね。
時には原作を過剰にしたようなゲームがあっても良いかと思います。
だからベルセルク無双の原作以上の極端なバトルはアリです。
だからこそ面白いのだと思います。
あと効果音も最高に良かったなと思います。
ズドン!! ドゴン!!っていう重たい攻撃音!
こういうのも非常に迫力がある!
目と耳と両方で楽しめるガッツの壮絶な戦いはとても熱いですね!
PS2のベルセルクと比較するとガッツの動きが単調ですが、それもまぁ普通かなと思います。
むしろPS2のベルセルクが細かいんです。
リアルなんです。
原作忠実再現なんです。
ベルセルク無双みたいにある程度決まった動きでも全然面白いし、ベルセルクっぽさが出てます。

だけど許容出来なかった部分、つまり短所もかなりありますね。
ざっくり言うとストーリー!
黄金時代篇は良かったんです。
イベントムービーと映画のシーンを使ったアニメーションムービーによるストーリーの表現。
単純ではありますが良かったと思います。
問題は黒い剣士篇!
ここから信じられないくらいストーリーは雑になりました!
アニメーションムービーがあるのは黄金時代篇まで!
何故ならあの映画は黄金時代篇の映画化です。
黒い剣士篇は映画になってないからアニメーションムービーがありません!
イベントムービーだけでストーリーを表現することになります。
こうなるとクオリティが下がるというか、途中から別のゲームになったみたいに見えるんです。
さらにはかなり原作を簡略化した展開!
これが一番のマイナスポイントでしたね……。
コカ盗賊団首領(蛇人間の使徒)や伯爵(リッケルト達を襲ったムカデみたいな使徒)と戦うエピソードなんかほとんどプロローグもなく、ましてやイベントムービーもなく、完全にバトルステージだけです!
ということはコレットとかバルガスとかとガッツが出会ってなんやかんやっていう展開がないんです。
はい、使徒の居る街に着きました! ステージを進んで使徒を倒しましょう!っていうだけの雑な展開なんです!
これじゃ黒い剣士篇は何も伝わらないですよ(笑)!?
中でも最も驚いたのはアザンが存在自体カットされてることですねっ(笑)!!
聖鉄鎖騎士団副団長ですよ!?😱
鉄棍鬼アザンですよ!?
あんな重要なキャラをカットしますか普通!?
それだけじゃない!
モズグスの弟子達なんか全員カットですよ!?
ルカ姉達も全員カットですよ!?
ルカ姉無しで断罪の塔のシナリオどうすんの!?
モズグスの弟子達と戦わないで断罪の塔篇が成立すんの!?
いや、これはまだ良い方かもしれない!
ロシーヌなんか影も形も無いですよ!?
こういう重要な戦いをゲーム化しないでオリジナルの戦いが出てくる!
これじゃ本末転倒も良いところ!

まだある!
蝕です!
蝕……それは日本の漫画史上屈指の凄惨なエピソード……。
良い子は決して読んではいけない恐ろしい展開のエピソードです!
そんなエピソードをゲームでプレイするとなったら……さすがにビビるじゃないですか……。
PS4だからメチャクチャ細かくリアルなグラフィックなんです。
蝕なんかこのゲームで再現したら吐くんじゃないかってくらい身構えてプレイしたんです。
だけどベルセルクにおいて外すことの出来ないエピソードでもあります。
恐いもの見たさでワクワクもしていたんです。
……そんな蝕……なんじゃありゃ……。
ベルセルク無双で蝕のステージを作るなら、見渡す限りの使徒! 使徒! 使徒!っていうものが出てくると思っていました……。
しかし実際はFFに出てくるサハギンを真っ青にしたような奴らが槍や剣を持ってわんさか出てくる……。
これが蝕なの……?
本気で言ってんのか……?
これはかなり肩すかしを食った感じでしたね……。
メチャクチャ怖いものを想像していただけに……これでは……。
あと細かい点ですがサブウェポンが非常に使いづらいですね。
ドリキャスやPS2のベルセルクはサブウェポンを簡単に使えます。
状況に応じて使い分けが出来る操作システムになっているんです。
どうしてもこれと比較してしまってベルセルク無双はサブウェポンが使いづらく感じてしまいます。
それとどのバトルでも攻撃ボタンである🔲ボタンを酷使するからコントローラーがヘタりますね。
無双シリーズをあんまりプレイするとコントローラーの寿命がヤバそうです。
🔲ボタンだけ弾力が弱くなりましたよ。
これは考えないといけない点ですね。

最後に地図!
どのステージにも地図があります。
地図を頼りにステージを攻略していくのですが、この地図が信じられないくらい見辛い!!
何あれ!?  地図上はマークだらけで何が何だかわからん!!
現在地も殆どただの矢印だから地図上のどこだか見えない!
拡大も出来るのですが、そうすると今度は地図が大きすぎて何処だかわからん!!
非常に不親切極まりない地図ですね……。
まさかゲームの地図でここまで見辛いものがあるとは……。
これは大概のプレイヤーが同じことを思ったんじゃないでしょうか?
それとも何らかの意図でわざと見辛くしてるんでしょうか?
とにかく見辛すぎてワケわからん地図ですね。



と、まぁこんな感じでゲームとしては非常に優れてるので面白いのですけど、いかんせん原作ファンとしてはストーリーを限界まで無視することをコンセプトにしたような展開が気になりますね。
蝕に関しては原作が原作だから完全再現は難しいのでしょうけど、使徒がたくさん出てくるとかそれくらいは出来たんじゃないかと思ってけっこうガッカリでしたね。
そう考えたらPS2のベルセルクのラストである炎の旅立ち。
霊樹の森で使徒達と戦うあのシーンも同じ使徒しか出てこないからガッカリでしたが、ベルセルク無双より優れたバトルステージを作ったんだなと逆に評価出来ますね。
あ、ベルセルク無双の同じステージもやっぱり使徒がほとんど出てきませんでしたよ。
使徒の変身前と戦う感じでしたね。
ということはあの真っ青サハギンもコイツらと同じで変身前の使徒ってことかな?

そしてベルセルク無双をやりつつPS2のベルセルクもやってみました。
アクションは完全にPS2の方が上です。
あれは完璧にベルセルクです。
だけどやっぱり迫力や爽快感があるベルセルク無双の方がプレイ自体は楽しいかもしれませんね。
そう思うのは今だけかもしれないですけど(笑)。

ベルセルク無双の感想は前述通り、面白いけど雑です。
プレイするのは最高に良い。
だけどストーリーや原作の再現度はかなり適当。
僕はセール期間中に3000円そこそこでダウンロードしましたが、通常価格の8800円でダウンロードしてたらかなり損する内容でしたね(笑)。
ちょっと8800円は高い気がするなぁ……。
コントローラーも傷むし。
そう考えたらやっぱりPS2のベルセルクの方が良いかもしれない(笑)。