ロバート・ルイス・スティーヴンソン作、1883年 イギリス

日本語訳は岩波少年文庫、ポプラ世界名作童話、福音館古典童話シリーズ、福音館文庫古典童話、など複数出ています。

 

 とある港町の宿屋に年取った海賊がやってきました。海賊はその宿屋に居座ってしまいます。ある時、他の海賊仲間と争って、その年取った海賊は死んでしまいます。宿屋の子どもジムは、死んだ海賊が持っていた宝のありかが記してある島の地図を手に入れます。ジムは医者のリブジー先生、地主のトリローニさん、スモレット船長たちとともに、宝島へ向けて船出します。

 

 今から140年前に書かれた冒険小説。

海賊の様子が生き生きと描かれていて、引きつけられます。主人公のジム少年が話の要所要所で重要な役割を果たしていて、読んでいるとジム少年と一緒に冒険しているかのように感じます。船員(元海賊)たちとの駆け引きや、シルバーという魅力的な海賊とのやりとりなど、面白さ満載です。