電話に出たおばさんの対応は悪かったけど、先生はすごく丁寧でいい人で好き(・∀・)


私が着くとすぐに内診。

『25週じゃ、そんなに頻回に張るはずないんだけどなー。』
なんて先生のひとり言。

そうでしょ、そうでしょ。でもあのおばばは…
そんな事思いながら(笑)病院にいるって安心感でいっぱいだった私。





『ダメだ、これは…』

先生の第一声でした。


言葉の意味がよくわからない私に、モニターを向けて説明をしだす先生。


子宮口が4センチ開いている。
膜が出てきている。
このままだと出産になる。



診察が終わったらすぐ家に帰る予定だった私は、何だか放心状態。

でも、やっぱり自分のカラダ。
おかしいのはわかってたんだと思う。
内診台からおりた時はボロボロ泣いてました。





ベッドに寝かされて張り止めの点滴をされて改めて状況を説明されました。

生まれてきた赤ちゃんをケアする事はここじゃできないから、NICUのある病院へ転院になる。


泣きながらぼーっと聞いてました。

ただ、搬送された場合は助ける方向で処置がされる。
どうしますか?って聞かれて、



どうしますか?って何?
何を聞かれてるんだろう?

ハテナがいっぱいで
『他に何かあるんですか?』って聞いてみると、先生はちょっとにごした言い方で答えてくれました。


先生が言いたかった事をまとめると
赤ちゃんは25週間しか私のお腹にいなくて、でも生まれそう。

今生まれたら当然未熟児で
当然正期産の赤ちゃんよりも障害のリスクがある。

搬送しないで赤ちゃんを諦めるか、搬送して赤ちゃんを助けるか。



すごく残酷な事だと思います。

でも、最低だけど、私は悩みました。
諦めるって選択肢は全くなかったのに、急に不安になりました。


障害を持った場合でも、子供は幸せなのか。

障害のある子を育てられるか。

障害のある子を彼氏くんや周りの人は受け入れてくれるか。

自信がありませんでした。



搬送先を探さなきゃいけない為、先生は早く決断をしてほしい様子だったけど、
何も言えなくて、彼氏くんに電話する事に。



電話に出るか心配だったけど、なぜか起きたらしく、先生の説明を受けていました。

私にも代わられたけど、彼氏くんの声を聞いたらごめんねしか出てこなくて、とりあえず来てもらう事になりました。



待つ間、エコーで赤ちゃんの状態の確認。
推定体重を調べると、1000グラム。
この週数ではだいぶ大きいらしい。




実は私、二ヶ月前に転院してきたばかり。
妊娠初期は、家のすぐ近くの病院へ通っていました。

そこの病院、すごく優しくていいおばあちゃん先生なんだけど、出産はもうやめてしまっていて検診のみ。
提携の大学病院で産む形を取っている病院でした。

検診~出産まで同じ病院でっていう私の希望と、提携先の大学病院が評判悪い事が転院の理由のひとつでした。



個室だし、ご飯おいしいって評判だし、何よりおばあちゃん先生の後輩がここの院長って事もあり今の病院への転院が決定。

だから、この先生は赤ちゃんの初期の状態は紹介状でしか知らないわけで…


『三ヶ月頃のエコー写真ありますか?』
と言われて、先生に渡すと

『予定日、修正したかわかりますか?』
ってまた質問。



そう。
前の病院のおばあちゃん先生は
赤ちゃんの大きさじゃなくて、最終月経だけで予定日を出してたんです。





先生曰く
修正してたら、おそらく27週から28週。


25週から28週って
早産児では重要ポイントみたいで
一週間違うだけで
危険度が全く違うらしいです。




先生の説明に
少し明るい希望が見えた時
彼氏くんが到着しました。