小学校受験が終わったら、ここに行こう、あそこに行こう。

脳内トリップが止まらない皆さま、ご機嫌いかがですか。

 

この時期は本音を言うと、「ワシは学校のHPなんて見とうない」状態でした。

 

受験予定の小学校のHPを隅々まで見て情報収集しなくてはいけないとわかっていながら、

もし行けなかったら…なんて考えが膨らんできてしまって、

「学校のHPで己のHPが削られる」という事態に陥っていた。

 

結局は旅行のサイトを見て現実逃避をするか、笑えるサイトを見漁る毎日でした。

 

「笑える 動画」とGoogle先生に聞いてみたが、

大した回答を得られず、Siriに聞いてみる。

Siriだってきっと困っていただろう。

 

なぜなら「笑える」はその人の趣味嗜好に関係するため、

「こちらが笑えますでしょうか…」と差し出された動画では満足できないのは当たり前だ。

 

私がSiriなら、「つまらぬ質問をしおって!」と一刀両断している。

 

行きついたのは、「面白い名前の有名人」や「笑える地名」のサイト。

私はまだ精神年齢が中学2年生の中年だ。

 

「パンティ外相(ネパール)」と「ユンケル首相(ルクセンブルク)」が同じ党だったら強そうだなと想像。

他には「アハーン首相(アイルランド)」という、アダルトなオプションもある。

 

みなさんご存じ、「エロマンガ島(バヌアツ共和国)」で大笑いをし、

「ヤリキレナイ川(北海道)」で、我に返ってやりきれない気分になる。

 

 

この時期なぜこんなにも「どうでもいいことジャーニー」を繰り返していたのかというと、

つまりは単純に「誰かと連絡を取るのが怖い」からだ。

 

人によっては埼玉校、神奈川校の結果が出てきて、

それを聞いたとたんに我は妬み嫉みの権化となる。

 

自宅ペーパー学習100枚達成!なんて聞いた日には、焦って100枚コピーしてしまい

案の定そのペーパーに追われているような気持ちになる。ドMの自作自演である。

 

 

直前期は、私はお受験ママ友とは連絡を絶った。

 

 

 

と、まるで今から領域展開をするようなことを格好良く言ってみたが

元々お教室では誰にも話しかけることができなかったし、

お受験ママ友と言える人もいなかった。つまりは平常運転だ。

 

 

異性の子どもを持つお母さんとは、不安でたまらない気持ちを話すこともあったが、

話せば話すほど自分の不甲斐なさが露呈してくるような気がして、

私は苦しくなっていった。

結局は性別も志望校もライバルになりえないとはいえ、なんとなく疎遠になっていた。

 

 

この時期、お教室の送迎ではお母さま方がいろいろな噂話をしていた。

 

 

それを聞かないつもりだけれど耳に入ってきてしまい、

アワワ…アワワ…アワワ…

さとうきび畑の森山良子になっていた。

 

 

違うことに気を紛らわせようとTwitterを見ては、

アワワ…アワワ…アワワ…

森山良子と共に森山直太朗も一緒に出てくる。

 

 

この時期の話はまさに「風が通りすぎただけ」だと思おう、と今ならば思える。

 

 

とかく自分にとって良くない情報は耳に入ってきやすい。

 

その理由はシンプルに自分の耳がダンボになっているだけなのだが

どうしたって我がダンボは半径5mくらいは耳を拡げている。

 

 

現実社会でもTwitterみたいに嫌なことだけミュートできる機能があったらいいのにといつも思っていた。

 

 

 

ある日オンラインミーティングをしていたときに、

家のベランダにカラスがきてカアカアと鳴いていたことがある。

 

ちょうど私が発言していたときだったので、

カラスの声が聞こえないようにしないといけないと思い、ミュートにして、

「よしこれでOK」と私はしゃべり続けた。

 

すると他のメンバーから、「ミュートになっているので何も聞こえません」と言われた。

 

現実社会で都合の良くないことだけミュートにする機能はどうやらまだ無いらしい

ということをその時に悟った。

 

 

 

メンタルが過去一番に土砂崩れするこの時期。

私はこれを歌って、涙を流してスッキリして、なんとか踏ん張っていました。

 

秘密の歌を、特別にシェアします。

 

 

 

 

もし自信をなくして くじけそうになったら

いいことだけ いいことだけ 思いだせ

 

だいじなものを忘れて べそかきそになったら

好きな人と好きな人と 手をつなごう

 

アンパンマンは君さ 勇気をだして

アンパンマンは君さ 信じることさ

ほらかがやくよ

君はやさしいヒーローさ