カバンの中には、大量のグミ、アメ、ラムネ。ここは元気玉の宝庫

という皆さま、ご機嫌いかがですか。

 

子どもがお教室へ行きたくないとぐずるときの対策、2コマ目へ向かう糖分補給に

一口で食べられる甘味を用意していました。

 

ゲンというゲンを担ぎまくっていたことは前回書きましたが

この元気玉にも力があるという教えを自分で創り出し

 

「これは元気玉だから。食べたらすごくパワーがみなぎるんだよ」

 

と、子どもに説法して完全に信じさせていました。

 

考査当日もちょっとした道端に隠れて

1つパクっと元気チャージして向かったのは良い思い出です。

 

子どもは暑さ、疲れ、気分、ちょっとしたことでお教室に行きたくないと言い出します。

その度にあの手この手でいかせようと試みましたが

実は母だって、会社行きたくない。

なんなら明確な理由もなく毎日行きたくない。

 

母の別名は、エブリディ・ダルイナーです。

 

子どもの「行きたくない」が3週くらい連続すると

なんていうんですか絶望感、さすがに私も考え始めます。

 

我が家の第一戦は夏から本気を出したので、

もうそこの塾以外レギュラー生としてはどこも行けなかったのです

直前講習があるじゃないか…!

 

今さら何の気分転換かわからない、もはや気分動転

大手の講習だけ申し込みをして行きました。

 

恐らく直前は、今までのホームクラスや学校別クラスの先生と

最後は心中する謎の覚悟で

仕上げに臨んでいるのが通常かと思います。

 

きっとそれまでに合う先生や本人が楽しめる授業の進め方をするお教室を探して

教室行脚をするものだと私は理解しています。

 

 

母はノー・コンフィデンスマンなので

全てをネガティブにとらえます。

 

直前で教え方の違う先生から教わって、勉強のやり方が混乱しないか

新しいお友達がいて緊張しないか

 

しかし意外と子どもにとっては新鮮だったようです。

 

でも今思えば、考査では当日初めてあった人と遊ぶのですよね。

 

しかもできる限り自分から「あそぼうー」と話しかけなくてはならない。

やっと打ち解けたと思ったら、突然3人に別れて新グループ結成を命じられる。

グループになった子が順番になってゲームに挑んでいるときは

「ガンバレー」と言わなくてはならない。

ちょ、待てよと思っても、

ゲームに負けても、拍手をしなくてはいけない。

 

 

なかなかのハードモードアトラクションです。

 

 

そのため結局は、我が家の場合は

直前期に新しい塾に行くことは、悪いことばかりではないと思いました。

 

そして第二戦、これまた超絶イヤイヤ期が発動しました。

 

時は新年長になる9月。

 

ここらでチラホラ聞こえてくるのは、転塾というワードです。

 

別の有名な大手塾にするか、志望校に強い個人塾にするか…

目的を定めて塾を探さないと、とても悩むことになります。

超絶ワインディングロードに迷い込みました。

 

 

大手はもう既にいっぱいといったん断られますが、

しばしお待ちくださいと言われる。

 

かの有名な「チャーララ ララララ ラーラーラー」の保留音がなり、

 

その後に電話口で、あのセリフが。

 

 

「あと1席なら空いています」。

 

 

あの保留音はあと1席の女神が降臨するときの音楽だと、今でも思います。

 

曲名は

「愛のあいさつ」(エルガー)、

まさにその通り。

 

保留音の先の闇の取引は私には聞こえない。

 

もうあらゆる席という席を確保したい探検隊となっている母は

せめて体操だけ、せめてペーパークラスだけ、せめてこの学校別だけ、と

知り得る&通える範囲の塾には連絡し、

あと1席の女神と愛のあいさつを交わす。

 

そうして気が付くと、第一戦も含めたら

全ての大手をコンプリートしている七不思議。

 

もちろんそこから子どもの様子をみて減らしていきましたが

最終的にはココ!というところ、先生に出会えるまでは

現在・過去・未来じゃない、

しんが・りえい・ジャック、迷い道クネクネ。

 

 

我が家の場合は、子どもからの「楽しかった!」も転塾のポイントにしていましたが

何より授業中の子どもの笑顔、子どものピリリと切り替えができる度合いをポイントに

転塾先を決めていました。

 

 

私の思う「合う先生」は

子どもを適度に笑わせてくれて、緊張感も持たせてくれる

そして何より「先生」という威厳を高圧的ではなく

上手に使い分けてくださる方だと思っています。

 

子どもにとって先生=絶対的な存在になるので

その存在がどうか安心できる人であってほしい、それが私の願いでした。

 

そして結局ダブル、トリプルスクールの年長超絶スケジュールの幕開けとなりました。

 

私がすぐ決められる強い意志を持っていたら

きっと転塾もダブルスクールもしなかったのかもしれません。

 

 

小学生となった今でも

何が子どもに合うのか、ずっとクネクネ。

今は塾ではありませんが。

こうして子育てにおいて母の迷惑な「探検」は続いていくのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼今日は「箸の日」らしいですね。

我が家はこれで箸に絵を描いて自分だけの箸を作っていました。

小豆運びも自作の箸ならなんとか納得してやってくれていました…!