作者:小野不由美
■ストーリー■
帝都・東亰、その誕生から二十九年。
夜が人のものであった時代は終わった。
人を突き落とし、全身火だるまで姿を消す火炎魔人。
夜道で辻斬りの所業を働く闇御前。
さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。
新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる・・・・・・。
人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。
(背表紙より抜粋)
■感想■
明治が終わり、文明開化を迎えた「東亰」が舞台・・・「東京」じゃないところが味噌だね。
「東京」ではなく、それに近似した架空都市「東亰」で起こる奇奇怪怪。
火炎魔人と闇御前の正体を暴くため、推理をするミステリー・・・だけど、これはあくまで表向き。
どんでん返し、と言えるかわからないが、この欺きは見事で清清しい。
ただ単に、「事件を解決して終わり」というミステリーに落ち着かせない辺り、さすが小野不由美先生!って感じです。
だけど、正直あんまり印象に残らない。
「十二国記」のシリーズや、「屍鬼」、「黒嗣の島」のようなパンチがない・・・気がするのは私だけなんでしょうかね?
面白かった!それは確か。
期待以上の結末も見せてくれたと思う。
登場人物も魅力的。
でも、パンチが足りないと思うのはなぜか。
なんでかしらねーーーー?
わかんねっす。
官能美、辺りからエロを想像してたのに、濡れ場がなかったからかしらん(笑)
