ブログネタ:「手握っていいですか」と少し気になってる人から言われたらどうする? 参加中飲み会のあとに
以前から気になっていた女の子に
「一杯付き合ってください」
ってささやかれた
ぼくたちは
彼女のお気に入りのBARに行くことにした
落ち着いた雰囲気の奥に
初老のマスターがたたずんでいた
偶然にも
好きでよく聴いていた
アルバート・キングが流れていた
記憶がリバースしていった
ひぐまは好きなアードベッグをストレート
彼女はアプリコット・フィズ
をオーダーカウンターに2つのグラスが並ぶまでに
月の満ち欠けが3回繰り返された
グラスを見つめながら
彼女はつぶやいた
「手握っていいですか」
蚊の鳴くような声だ
彼女はグラスを見つめたまま
微動だにする気配がなかった
また
月の満ち欠けが3回繰り返された
「だめだよ」
彼女はしっかりとひぐまを見つめかえした
「本気で好きになってしまうから」
しばらくして
カクテルの氷がカラリと音を立てた
少し溶けた気がした
そして
ふたりの物語が始まった