ひぐかんZです。
今回は 動物の異常行動についての漫画です。
以前も載せましたが 真冬にセミが発見されました。
発見日は2011年12月17日午後3時36分。
場所は 愛知県豊川市。大照山。
第一発見者は 神職に携わる知人、 PN「武ノ内麻比古」氏です。
写真を見る限り、 背景が明るい⇒落葉樹が葉を落とした後 である。
つまり 冬の景色である。
(漫画ではこの「背景が明るい」というとても大事な部分を脱文されてました)
真冬のセミといっても いろいろ 要因が考えられます。
(12月でも気温25度を超えた日があったのではないか?)
(温水や温油の流れる工場や温泉施設が あったのではないか?)
(電磁波の影響で生態反応が狂ったのか?)
(マグマの 地熱の上昇??)
(おもちゃのセミだった?)
その他・・
などなど。
仮説を元に 早速現場へ向かいました。
これが大照山です。 正確には照山は「大照山」と「小照山」二つから成ります。
携帯の電波塔は セミ 発見場所近くには見当たりませんでした。
が 山から比較的近いところに 高速道路はありました。 この影響でしょうか。
ならば
もっと何匹もうじゃうじゃと羽化して(集団抗議して)もよさそうでしょう。
砕石場もありました。 石灰岩がよく取れるそうです。
せめて
現物の個体が見つかれば・・・
「発見当時で12月。さすがにもう(死んで朽ちて)いないでしょう」
とは 皆思いながらも
武ノ内さんに現場を見に行ってもらいますと・・
なんと また 樹についてました!!
発見・回収時刻は 2012年1月22日。(もちろん死体です)
セミをよく見ると
うっすらとセミカビが生えています。カラーだと わかりやすいですね。
この粘着力で 樹にくっついていられたのかもしれません。
しかしながら 体はほとんど 原型をとどめております。
~真冬のセミは本物か?検証ルポ~
早速木の箱に詰め、宅急便で 大学の教授に送ります。
今回鑑定に ご協力 いただいたのは
さいたま大学教育学部「日本セミの会」幹事の 林 正美 教授 です。
結果は 死後一ヶ月以上経った クマゼミのメス、とのこと。
クマゼミは 地球温暖化の目安にされるセミだそうですが
羽化時期は7月初旬から8月にかけて。
夏に羽化したとしても この時期まで 木に止まったままで
見つかるのは 不思議ですね、ということでした。
11月~12月にかけて羽化したとすれば
「まれに見る 異常現象」
とのことです。
ただこれが 地震と因果関係があるのかというところまでは
現在の段階では どちらともいえない
とのことでしたので ここに記します。
もう一つ面白い情報を。
次回に つづく。