「第54回ポストマンライブ~テイチク本社編・その2~」
こんばんは。
今日は3/19です。
九州の方では桜の花も咲いているそうです。
東京ももうすぐ春です。
さて、今回は先日テイチク本社の会議室で行われた「第54回ポストマンライブ~テイチク本社編~」の「その2」をお届けします。
ずっと考えていたこと。
すなわち「願望」や「夢」。
僕はこんなことを考えていた。
アーティストも観客もみんなが同じ位置にいて、歌や音楽や曲が真ん中にあるライブをやって見たい。
ステージがある以上、演者は一段高いところに立つ。
観客はお金を払って椅子に座ってその演奏や歌を楽しむ。
これがコンサートやライブの基本的な形。
もちろんスタンディングで踊ったり歌ったりして盛り上がることもある。
演者も会場に下りて観客の中に入っていくこともある。
でも基本は、誰かが演奏したり歌ったりするものを、観客が聞いたり見たりして楽しむというのが普通。というか当たり前。
この当たり前というかフォーマットというか、固定概念というか、、、
人はこの固定概念の中で生きているわけです。
それを打破するとか打ち破るというよりも
角度を変えて見るという簡単なことをするだけで楽しめたり感動したりすることが出来るんです。
例えば、「ラジオ番組の収録をはとバスツアーでやってみよう」なんていうことはあまり例がないわけで、誰も考えなかった「足し算」で生まれた企画です。
ある種の発明というのは、この誰しも考えなかった組み合わせで生まれるもんです。
例えばポストマンライブ。
コンサートやライブはお客さんが会場に聞きに来てくれるという固定概念を、逆にこちら(演者)から呼ばれたところに行ってライブを行なうスタイル。
これを続けてきたことでまた何かが見えてくる。
「音楽とは誰のものか?」
演奏者のもの?
聞く人、お客さんのもの?
もちろんそうだと思う。
でも、もう一つ思うのである。
「音楽とは、音楽のものでもある」
「歌や曲は、歌と曲のものでもある」
だから、ライブやコンサートでは、「音楽のためのもの」でもあるわけです。
そんなことをあの日みんなで歌って、みんなで演奏した
「切手のないおくりもの」で確信するわけです。
あの瞬間、間違いなく「音楽」が真ん中にあった。
間違いなく。
そしてこの出来事で、大きな可能性を感じるのである。
間違いなくブレーメンの音楽隊の先頭に「音楽」があることを。
そんな今日
3/19は「ミュージックの日」だそうです。
今回も素晴らしい出会いに感謝!!