「第52回ポストマンライブ~川崎・新丸子・コバちゃん編~」 | 樋口了一オフィシャルブログ「ポストマンライブ日記」Powered by Ameba

「第52回ポストマンライブ~川崎・新丸子・コバちゃん編~」

こんにちは。


ポストマンライブ事務局スタッフ・宣伝マンKです。


「ポストマンライブ」と名付けて、呼ばれた場所に行って「手紙」を届けるということを昨年始めて、その活動は「51回」を数えました。


「51回」もやってきたのだから、なんとなく「定義」みたいなものも一応出来てきました。


でも、改めてその定義を言うことも、書き記すこともないでしょう。


僕が、ここでブログを書いて、この活動をアーカイブしているということで「第○○回」とつけているだけで、実際は




『手紙を歌えばそこはポストマンライブ』です。




今年もまた様々な場所に「手紙」を届けに行きます。


そして今年はもう一つ、大きな夢があります。


それは「よろこびの歌」を多くの人に歌ってもらうということです。


どんなことになるかわかりません。


でも、なぜか見えるんです。


子供から大人まで


多くの人達がみんなで「よろこびの歌」を歌っているのが。


ポストマンの皆さんがいるからこの夢も実現するのではと思っています。


是非、皆さんの力を貸してくださいませ。


現在、合唱、コーラス用の譜面の製作が佳境に入っています。


すでに希望されている皆様、もう少々お待ちくださいませ。





『第52回ポストマンライブ~川崎・新丸子・コバちゃん編~』


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さて、先日の2/26(金)に川崎は新丸子にある「憩い処・コバちゃん」にて、「第52回」ポストマンライブを行ないました。


今回はそのレポートをお届けします。





『ラジオ深夜便を聞いて、パソコンに向かいこのライブに応募しました。定年後に何か地域に恩返しがしたいと思い始めたこのお店で、地域の人達を集めて“手紙”をみんなに聞いて欲しい』





ご応募頂いた「コバちゃん」こと小林さんからのメールにはそんなことが書いてありました。





今年に入り、イベントやラジオのゲストなどですでに「手紙」を歌っているので、ある種「ポストマンライブ」はスタートしているのですが、ご応募頂いた方にコンタクトを取ってライブを行なうという意味では、今回が今年初めて。


だから、凄くワクワクしていた。


この感じがたまらなかった。


またスタートラインに立った感じ。





『はじまりを始めよう』





そんな言葉が頭の中にあった。


海に手紙入りのボトルを流したような


手紙をつけた風船を空に飛ばしたような、、、。


そう、あの時の感覚。


2008年10月22日


「手紙」の発売日に感じたような感覚。


一度手を離れればあとはどうなるか解らない。


それを追いかけたり


届いた先に呼ばれたり、、、。





とにかく


また始まった。



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「憩い処コバちゃん」は、小林さんが会社を定年後に地域に貢献したいということで始めた食堂。


お昼の定食は「500円」という低価格が街の人に好評だそうだ。




「今時、お昼のランチが夕方ぐらいまで食べられて500円なんてないわよ!小鉢まで付いて」とあるお客さんが言っていた。




今回集まってくれたお客さんは、そんな「コバちゃん」に集まる常連さんたち。


年齢的には、僕の親世代の方だろうか。


僕の街にも、こんなコミュニティがあったらなと感じる。


僕が皆さんの年齢になったとき


気軽に集まって、楽しく会話してお酒を飲めるような場所があるのだろうか?





「そうか!無ければ作ればいいんだ!」





僕は、生まれ育った街に暮らしている。


いつか自分も地域に恩返しが出来たらいいな。


なんて思ったりした。








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店内に歌声が響き渡る。


皆さんご陽気に「ラララ~」と「切手のないおくりもの」を歌ってくれた。


この曲は、本当に僕らの、そして皆さんのテーマソングだ。






「手紙」が歌われる。


樋口さんの目の前には、コバちゃんの娘さんが座っている。


厨房の中でお父さんが涙を拭っていた。







「え?樋口さんってレコード大賞に出てたの?」






コバちゃんさんは知らなかったらしい、、、。


でも、そんなことが僕らを原点に帰らせてくれた。


あの時感じた、「手紙」を届けるという強いモチベーション。


マイクも機材もない、生の歌で届ける。


空気を振るえさせ、一人ひとりの、それぞれの人生に、「こころのポストに届ける」ということ。







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ライブを終えて、僕は忘れ物を取りにもう一度お店に戻った。





「おう、せっかくだから一杯飲んでいきなよ!」


飲むのが嫌いじゃないのでご馳走になる。





「なんだか手紙聞いたら、俺なんか反省だよ」


ある方が話し始める。


「子供にこうして欲しいとは思わないけど、この歌は聞いて欲しいなあ」


僕らの親世代の人達がそんな話で盛り上がる。





そんな時、お隣の鰻屋さんのお母さんが入ってくる。





「コバちゃん、ごめん、ご飯分けてちょうだい」


「おう、いいよいいよ」





地域の人達が、そんなコミュニケーションで繋がっている。


お隣のお母さんにも僕らは大変お世話になった。


鰻丼も頂いた。


このお母さんもまた素晴らしい方だった。


「コバちゃん」と「鰻屋さん」


この2軒に、こんな人達がいることを街の人達は知っているのだろうか?


ふと、自分の住んでいる街のことを思い出す。


僕は、まだまだ自分の街のことを知らなすぎると感じた。


でも、将来の理想の一つを見ることが出来た。





「地域に恩返しがしたい」





僕もそんな風になれたらいいな。





今回も素晴らしい出会いに感謝!!







『コバちゃん』のお店のトイレに張られている「コバちゃん・エッセイ」より抜粋


こんな大変大きな時代改革、技術改革の世に身を置いて、曲がりなりにも60歳代をむかえ、元気で過ごせていることに対しても感謝である。これからは親、先祖、また、皆様から頂いた恩に対して少しでもお返しを出来るよう周りの方々と接し、元気で働ける間はボランティアを続けていきたいと考えている今日この頃である。