「第51回ポストマンライブ~ポストマンサンタ編~」
こんにちは。
ポストマンライブ事務局宣伝マンKです。
今日は12月24日クリスマスイブです。
皆様はどんなクリスマスを過ごすのでしょうか?
さて
我々ポストマン一行は、今年50回のポストマンライブを開催してきました。
北は北海道、南は九州鹿児島に赴き
個人の家から、病院、介護施設、学校
さらには結婚式場、町の集会所に格闘技のリングに家の庭など、様々なシチュエーションで「手紙」を届けてきました。
そういえば
満月の時に、明かりのない場所で月明かり、いや懐中電灯の明かりだけでライブをやったことも。
「僕らはポストマンだから、手紙を必要としている人に届けよう!」
そんな、単純な発想からこの「ポストマンライブ」は始まりました。
この企画、、、いや、この活動がどのように進んでいくのか
そして、どこに辿り着くのか?
僕らはまったく想像もつきませんでした。
ただ
「とにかくやってみよう!」そんなモチベーションが僕らを動かしていました。
最初は、ネット上に「ポスト」を作り応募を待っていたけどなかなか応募が来ない。
『ポストは開けてあるのに、、、』
そりゃあ何も告知しなければ、その「ポスト」がどこにあるか分らないわけだからしょうがない。
そんなある日、一通の「ポストマンライブの依頼」が届きました。
僕らは中野にある、第五杉の子作業所という、知的障害者の方の授産施設で「第1回目」のポストマンライブを2009年2月13日に行なうことになった。
何もルールも形もない
ただそこに「歌」があるというだけ。
呼ばれたところに行き「歌」を届ける。
でも、絶対に何かが起こる。絶対に何かが変わる。絶対何かが分かる。
そんな思いだったかも知れません。
それが始まりで、節目となる50回のポストマンライブを今年行ないました。
そんな僕らが51回目にポストマンライブを開催した場所は
第1回目にポストマンライブを行なった第五杉の子作業所。
今回のこのポストマンライブは、僕らからお願いする形で実現しました。
ポストマンライブという素晴らしい経験をさせてもらっている原点ともいうべき場所。
そこに行くことでまた何かを感じることができることかもしれない。
一足早いクリスマスに僕らなりの感謝の気持ちを込めて、、、。
![樋口了一『ポストマンライブ日記』-2009122315130000.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20091223/16/higuchipostman/48/2d/j/t02200392_0240042810350346542.jpg?caw=800)
「第51回ポストマンライブ~ポストマンサンタ編~」
このブログは、ポストマンライブのレポートブログです。
それを書いているのは、インストアライブや、ポストマンライブで皆さんともお会いしたことのある“宣伝マンK”という男です。
事実だけを並べて書くブログではなく、自分が感じたことも織り交ぜながらブログを書いています。
だから自分の生活や、自分に起こった出来事で感じたことと
この「ポストマンライブ」で感じたことがたまにリンクしてたりもしています。
「どこのどの部分が」というところまで説明することはないですが
この「手紙を届ける旅」に帯同している一人のスタッフであり、一人の人間の感性で書かせて頂いていることをご了承下さいませ。
早速ですが、昨日12/23
僕は2回ほど涙を流しました。
38歳にもなって、一日に2回も泣くなんて。
どちらもこらえきれずに涙が流れたという感じ。
最初は、ある人からのメール。
今の自分がなぜ存在しているのかということを説明する上で
親以外に絶対に外せない人からのメールでした。
その人がいなければというより、その人が今の道に導いてくれてなかったら、このブログを書いていることもないでしょう。
2回目は、杉の子作業所で「手紙」を樋口さんが歌った時、最後に声にならない言葉で何か言ったのを見た時。
僕は資料用でビデオを回していたので、アップで樋口さんの顔を見ていたから確認できた。
たぶん
「ありがとうございました」と口が動いていた。
実際はなんと言っていたか聞いていないけど、、、。
実は、第1回目のポストマンライブの時、僕は会社に戻らないといけない用があったため、ライブを見ることが出来なかった。
自分でやろうと言い出したのに、最初のポストマンライブに参加していなかった。
だから、51回目のポストマンライブに1回目の杉の子作業所でやらせて頂いたのは、ある意味僕からのリクエストだったわけです。
昨日は、NHKラジオでのゲストに出た後にポストマンライブの会場に向かいました。
その移動中に届いた一通のメール。
自分が今ここに存在している理由を説明する上で間違いなく大事な人。
その人が、今の会社に誘ってくれなければ
樋口さんにも「手紙」にも出会っていなかったでしょう。
その人は病室のベットからメールを送ってくれた。
そのメールの中に「愛」という言葉が入っていた。
僕は38年間生きてきて
初めてその時気がついた。
「愛」という漢字は
「心」を「受ける」と書く。
僕らは生まれてから
愛を受け取ることを学んでいる。
そしていつしか愛を与えられるようになる。
唐突に気がついたんです。
受け取るためには
「開いて」ないとダメだということ。
子供の頃、無邪気にそんな心というか「愛」を受けとってたんです。たぶん。
それがいつしか
「閉めたり」
「少し開けたり」
「勝手に開いたり」
「ノックされるの待ってたり」
でも
自分の存在を説明する為に過去を振り返り辿っていくと、間違いなく「与えられ」「受けとって」たんです。
親であり
大事な人から。
そんなことを改めて思い出したら涙が溢れてきた。
そう言えば
僕が参加できなかった「第1回目」の杉の子作業所でのポストマンライブが終わった後、樋口さんがこんなことを言ってました。
「作業所の彼らは凄いんだよ。最初からオープンなんだよ。ずーっと心を開いてるんだよ。」
「手紙」を聞いて、その言葉を思い出しまた涙が溢れた。
51回目にもう1度1回目に戻ってきたこと。
そこに僕がやっと参加できたこと。
そこに行く前に届いた「一通のメール」に書いてあった
「愛」という文字から
電気が走るようにひらめいた
「心」を「受けとる」ということ。
その為には
「開く」ということ。
偶然ではない。絶対に。
絶対に。
クリスマスの素晴らしい出会いに感謝!!
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