「第24回ポストマンライブ~滋賀・ホッコリライブ編その2~」 | 樋口了一オフィシャルブログ「ポストマンライブ日記」Powered by Ameba

「第24回ポストマンライブ~滋賀・ホッコリライブ編その2~」

こんにちは。



ポストマンライブ事務局・スタッフKです。



今日は6/30です。



『6月30日(みそか)は年のヘソ』というらしいです。(朝日新聞・天声人語より)



今年も今日で折り返し地点です。



なんだか、ここまでペース配分考えずに走ってきたような気がします。



まだまだ「2009年」というマラソンのゴールは先ですが



皆さんも体に気をつけて頑張っていきましょう!







さて、今回は、先日の6/27に滋賀で行われたポストマンライブのレポート“その2”をお届けいたします。











樋口了一『ポストマンライブ日記』



僕らは、今回のポストマンライブの依頼者「森重さん」に貴生川駅で出迎えられ、そのまま車に乗り込み会場となる「森重さん宅の庭」に向かった。



「この辺は甲賀の忍者の里なんですね~」



町の看板を見て僕らが気がついた。



路地に入るとそんな雰囲気が残っていた。







「僕の姉貴の宿でバイトしてたんですよね」



樋口さんが話しかける。



「そうなんですよ。バイトしている頃から“了一さん”のことは知ってました。宿にポスターが貼ってあったんで」



「まさか、今ここに“了一さん”が来てくれるとは。不思議ですね~」



車内は樋口さんのお姉さんと、その旦那さん、すなわち樋口さんの義理のお兄さんの話で持ちきりだった。



この時点で、すでに何かに引き寄せられている不思議な「磁場」を感じていた。









そうこうしているうちに、会場の「森重さん宅の庭」に到着。



「ちょっとしたお祭りみたいになっとるんで」



静かな甲賀の里の一角に



華やかで賑やかな場所が現れた。











「ユートピア?」













大げさかも知れないし



言葉の意味もよく理解していないが



間違いなく、子供の頃ゴダイゴの歌に出てきた



「ユートピア」という言葉が真っ先に浮かんだ。











樋口了一『ポストマンライブ日記』



看板、トイレの案内、ステージ、お客さんが座るベンチが



すべて手作り。



そこにペンキで案内や言葉が書かれている。







そして



子供から大人、おじいちゃん、おばあちゃんといった



世代を超えた人達がそこに集っている。






僕らは歓迎され、象徴的な「縁側」を超えて部屋の中で一休みさせてもらった。



その部屋にはベットがあり「ドラゴン整体」と看板に書かれていた。



「カレー屋さん」「焼き鳥屋さん」という出店と共に



「整体の先生」も出店?していた。






「樋口さん、せっかくだから整体してもらったらいいじゃないですか」





その整体の先生はライブ後、僕らに話をしてくれた。



その話にも



不思議な「縁」を感じた。



いつかゆっくり話をしてみたい。










樋口了一『ポストマンライブ日記』



一足早い「七夕」



「七夕」というのは、色んな人を巡り合わせてくれるのだろうか?









「それじゃあ、樋口さんのライブの前に僕らがちょっとライブやらせて頂きます。



森重さん率いる、地元の仲間のバンドが演奏を始めた。



「じゃあボガンボスの曲やります」



「続いて、スーパーバタードッグの“サヨナラCOLOR”をやります」





選曲が僕好みだった。








そんな中、その地元の仲間のバンド「ロデュバンド」のメンバーの中に、BEGINが考案した楽器“一五一会”をもっている方がいた。





僕らのレコード会社には沖縄出身のBEGINが所属している。



そのBEGINが、誰でも弾ける楽器として考案したのが“一五一会”(三線とギターをチャンプルーした4弦の夢の楽器。人差し指一本弦を押えるだけで誰でも弾くことができる)



ちなみに、その方が持っていたのが「奏生」(カナイ)というモデル。



自分の会社のアーティストが作った楽器がここにあって、音を奏でているということが凄く嬉しかった。





「樋口さん、あの楽器BEGINが作った楽器なんですよ」



「そうだ!樋口さん!今日6/27はBEGINが沖縄で“うたの日カーニバル”という5万人規模の無料コンサートやっているんです!」



「この“うたの日”というのもBEGINが提唱して始まったことなんですけど、今年で9回目のイベントなんです」



この“うたの日”というのは、毎年6/23の沖縄慰霊の日がある週の週末の土曜日に行われるイベントで、沖縄の戦時中、身を潜めるために歌を歌うことを控えていたり、元気付けるために小さい声で歌っていた島の人達が、戦争が終わり「堂々と大きな声で歌うことができた」という話から「うたに、うたうことに感謝しお祝いをしよう!」ということから始まったイベント。



ここ何年か前からこの「うたの日」が島の中でも広がり、BEGINが行う沖縄のメインステージだけでなく、それぞれが自分たちに出来る形で“うたの日”を祝っている。また、沖縄以外でも、福岡や東京、仙台などにもこの「うたの日」が広がり、「うたの日コンサート」として同時期にイベントが行われている。



今日は「ポストマンライブ」として来ているが、そのBEGINが考案した楽器を見てこの不思議な偶然を樋口さんに伝えずにはいられなかった。









「それぞれが出来ることを自分たちなりにやる」








ポストマンライブを始めたきっかけに、BEGINの「うたの日」のことが全く影響していないわけではない。











樋口了一『ポストマンライブ日記』












いよいよ、樋口さんの「ポストマンライブ」が始まる。













その3へつづく。


樋口了一『ポストマンライブ日記』