こんにちは。

 

新型コロナの世界的な感染拡大により

 

一ヶ月前に書いたことが現実となりました。

 

そして先週末に投稿した社内報でも書きましたが

 

東京オリンピックが延期(私は中止だと聞いていますが)になる、

 

という話が実質的に確定したようです。

 

どうなるかは

 

IOCの実質的なスポンサー次第ということらしいです。

 

1月20日を起点としてスタートした場合

 

新型コロナ問題は2ヶ月が経ち

 

ここまでは最悪ではありますが

 

ある程度は想定内で進んできたように思います。

 

そしてこれからどうなるのか、

 

そのためには現在地をしっかり把握する必要があります。

 

あとは


何が問題なのかをハッキリさせておくこと、

 

そして意志を持つことも必要です。

 

これがないと決断ができないですし

 

情報に振り回されて右往左往したり


することになってしまいます。

 

ちなみに


いまの日本の大きな問題点は

 

「意思決定ができない」ということだと思います。

 

誰も決めれない=誰も責任を取りたくない

 

という感じでしょうか。

 

官僚を批判する方もいますが、

 

それは筋が違います。

 

官僚さんは優秀ですが、

 

基本的に物事を決めることにも


前例がないことに対処することにも向きません。

 

専門家も

 

あくまで出せるのは意見のみ。

 

それでも必要なのは意思決定です。

 

これをすべきなのが政治家の皆さんなのですが…


意思決定できない…残念です。

 

それでも世界と比較して

 

日本が先進国の中で最も死者が少ないのは


やはりすごいと思います。

 

さて、今回の問題でやっかいなのは

 

①感染して2週間程度は症状が出ない

 

②感染していても症状が出ない人がいる

 

この2点に集約されます。

 

なので「ウィルスを撲滅」ではなく「感染拡大を緩やかにする」という方針になっています。

 

また重篤化する方の特徴もハッキリしてきましたので

 

ものすごく気をつけなければならない人とそうでない人が存在してしまっている

 

というのも少々やっかいな問題ではあります。

 

東京オリンピックが延期濃厚となった途端に

 

知事さんは首都封鎖もありうる!なんて物騒なことを言い始めましたが

 

東京オリンピック中止(または延期)と緊急事態宣言がセットになる可能性もあるのかな

 

というところまで想定した上で準備しておく必要があるように思います。

 

そして経済ですが、

 

2019年10-12月期は新型コロナがない状態で年率7.1%減でした。

 

これに対応した補正予算が26兆円準備されていましたが、

 

この上に新型コロナショックが起きていますので、

 

この合わせ技で2020年1-3月期がどこまでマイナスになるのかわかりませんので

 

心と諸々の準備をしておく必要があります。

 

ここで確認しておくべきことは、

 

消費増税で日本経済がコケたところに新型コロナショックが起きた、ということです。

 

そもそも日本経済は大ブレーキがかかっていました。

 

そこにこのショックです。

 

もしこのショックが10年に一度のリセッションだったとしても

 

日本だけは回復に時間はかかったとしても

 

世界は一年以内に経済的には回復しているはずでした。

 

ただ今回は日本だけでなく世界が日本より被害が酷い状態になっています。

 

もしかしたら10年に一度ではなく

 

30年に一度の、いわゆる恐慌の入り口に立っている可能性があります。

 

恐慌という表現は少々物騒ではありますが

 

80年に一度の大きいものの可能性も出てきた今、

 

これは心して難局に挑む必要が出てきたので書かせていただきました。

 

恐慌となると回復までに4~5年かかると考えています。

 

また本番はこれからですので

 

経済的に厳しくなるかどうかの目安は

 

明日から月末にかけてハッキリしてくると思います。

 

日経平均がそこまで落ちていないこと

 

日本円が本来の水準より円安であることは

 

もちろん介入があると考えて間違いないと考えています。

 

実態経済が痛むのはいよいよこれから、と考えています。

 

アドバイスを求められた方々には

 

「まだ本気を出さないほうがいいです。本番は4月からです、多分」

 

と言い続けてきました。

 

以上はあくまで私見ですが

 

このことをふまえて

 

ヤマダイ食品は新年度から

 

「発展や成長」ではなく「生き残る」ということを最優先にした

 

非常時の事業運営をしていくことにします。

 

というのも今年度は

 

3月の大幅な売上減があるものの通期で8%前後の成長ですので

 

来年度の昇給や会社設立40周年の金一封などは実施して

 

今期は締め、

 

来年度を一からスタートする


というスタンスでおります。

 

もちろん、最優先すべきは全従業員の雇用確保ですし

 

内定者は全員入社してもらいます。

 

その上で

 

新年度からは


これまで以上に頭を柔らかくして


環境に適応していこうと思います。

 

経営力が問われることは間違いないと思います。

 

そして最後に、

 

このような状況で社内の幹部全員に伝えたことが

 

「この状況で救いはない」

 

ということです。

 

誰かを頼らない、


自分たちで何とかするしかない、

 

それだけ知っていれば覚悟は決まります。

 

いよいよ本番のようです。

 

皆さんは健康&安全第一でお願いします。

 

私は

 

この時代の転換期、

 

折角なので大胆不敵にいきます。