M香は25歳、保母さんをしている。出逢いは数年前だった。幼顔で写真で見ると10代にしか見えない。精神年齢も幼く、仕事のストレスに耐えられず、すぐに職場を変えてしまうようなところもあった。男性経験も1人しかおらず、それを聞いたときは正直面倒くさいと思ったが、経験が少ないからといって、楽しめないとは限らないと思い直した。

最初は食事だけのデートをした。食べることは好きなようで、リクエストを聞くと食べたい物を無邪気に答える。しかしそのほとんどが、子どもが好きな食べ物シリーズといったチョイスだった。見た目も思考も幼いとなると、25歳としてはちょっとイタい。そこで、オイラは大人の女作戦として、世間的に高評価を受けている物や、旨いと言われている料理、オイラが良いと感じた物や本、そういったものを体験させて、価値観に広がりを持ってもらう努力をした。

5回目のデートでも手すら繋がなかった。恋愛っぽい雰囲気になると、はぐらかすというか逃げる。面倒くささマックスだったが、他に好きな女も出来なかったので、気長に付き合うことにした。彼女としては恋愛というより、年の離れたお兄ちゃんといる感じなのかも知れなかった。

あるふぐ料理屋に行った日の帰り、店を出るとそれまで降っていなかった雨が降りだしていた。店の女将が寒いから塗れてはと、傘を貸してくれた。あいにく1本しかなかったが、彼女だけでもと思い、その傘を借りて店を出た。今日も食事の時の会話は、初めて食べるふぐの話題がほとんどで、艶のある話は皆無だった。

彼女が塗れないよう、彼女の頭上に傘を差し出して歩いた。しかしさすがに彼女も、自分だけが傘の下で、オイラがびしょ濡れなのは、気が引けたようで、二人で傘に入れるよう、オイラに体を寄せてきた。寄せてはいるが、オイラの腕を掴む訳でもなく、とりあえず寄ったという感じだった。オイラは思い切って彼女の肩を抱き寄せた。一瞬ビクッとして体を堅くしたものの、諦めたように脱力するとそのまま車のある駐車場まで歩いた。

余程恥ずかしがったのか、いつもならごちそうさまと言ってくれるが、助手席の彼女はうつむいたまま無言だった。食べてるときの彼女の笑顔が、オイラにとってはごちそうさまの代わりなので、そのことは気にならなかったが、あまりにも沈んだ様子に見えたため、少し心配で思わず声をかけた

オイラ『大丈夫?』

M香『………………。オイラさん、私自分に自信が無いの…。男の人とお付き合いしても、どうしたら相手が喜んでくれるか考えても全く解らないし…。それでウジウジしてると、男の人を怒らせちゃって…。だから怖くて、あまり男の人を好きにならないようにって生きてきたの…』

彼女は数分の沈黙のあと、思いが溢れたように話し始めた。セックスも一人目の男とも、2回しかしてないこと。そしてその2回目のセックスの後に、全然気持ち良くないと言われ、傷つきトラウマになったこと。若い男女にはありがちな話でも、変に真面目に考え、内向的な思考をする彼女は、恋愛は苦痛なモノという答えを出してしまったようだった。

その辛い経験がトラウマとなって、男性の前ではあえて幼い自分を演じているうちに、本当の自分を見失ってしまったようだ。オイラは彼女の大人化計画を中止する事にした。男性に対する、恋愛に対する、セックスに対する、苦手意識を取り除くことが、先決だと考えたからだ。恋愛で負った傷は、恋愛で治すしかない。

その日からオイラは毎日のように彼女に語りかけた。逢えない時は電話で、電話も無理ならメールで。とにかくM香が何をしても、オイラが何をされても、絶対に嫌いにならない。だから、オイラの前では自分に正直に行動して欲しいと。それからひと月後、彼女からデートの誘いがあった。一緒にショッピングモールに行きたいという。

デートの日、彼女は一日中オイラを連れまわした。サンリオショップや小物などのセレクトショップ、あえてオイラが興味なさそうな店をハシゴした。当然オイラはそんな店に興味はなかったが、M香と一日一緒にいるということが、心底楽しく嬉しいことだったので、それを態度や言葉で表現した。その日も男女の関係は進展しなかったが、オイラはそれでも全然構わなかった。

その後も何度かショッピングデートが続いた。その都度オイラは笑顔で付き合い、関係が進まないことにも、一切不満を示すことなく付き合った。そしてふぐ料理屋の夜から2ヶ月程だったある日、彼女はディズニーリゾートに行きたいと言った。オイラが前から誘っていたデートだった。ミリコスタに泊まるプランだ。

ミラコスタは人気のホテルなので、予約ができるか心配だったが、平日ならば余裕があり、彼女もちょうど幼稚園を移る時期で、平日でも大丈夫とのことで、スムーズに予約できた。ミラコスタは地方の女の子を、地元に呼んでもてなすときに、何度か使わせてもらっていた。

デート当日、彼女は朝からハイテンションで、車の中から手を繋いできた。一日目はシーの方で遊んだが、一日中手を繋いでいたような気がする。アトラクションを待つ間も、いろいろな会話で話が弾み、あっという間の一日だった。そして夜、昼までとはうって変わって、急にテンションが下がるM香。夕食もあまり喉を通らなかったようだった。

部屋に戻ると沈黙が怖かったのか、今日の思い出話をし始めた。オイラはベッドに横になりながら、彼女の話を笑顔で聞き、明日のランドでの予定をたずねた。彼女はガイドを手にしてベッドにきて、オイラの横に寝転がった。嬉しそうに明日の計画を話していたM香の肩を抱き寄せ、手からガイドを奪いそのままそっとギュッと抱きしめた。M香の体はオイラの腕の中で、硬直したまま小刻みに震えていた。

10分、いや15分位だろうか、ただただ抱きしめるオイラの腕の中で、彼女の体はようやく震えが止まり、硬直していた体もほぐれ、オイラの方へ身を預けてきた。そのときになって、初めてM香は顔をあげ、オイラの顔を見た。そしてそっとキスをした。舌を絡めないキスで、あれだけ長いキスは初めてだった。唇を離すと彼女はか細い声で『怖い』と言った。その言葉を聞いて、再び彼女を抱きしめた。

その後、服を脱がしていく時も、一枚一枚抵抗するM香。そのたびに瞳を見つめて頷くオイラ。女性の服を脱がすのに、一時間近くの時間を費やした。産まれたままの姿の彼女の肌は、とても白く透き通り、少し弾力のある肌は、オイラの体に吸い付くようだった。首、肩、背中とゆっくりと愛撫し、彼女の決して大きくはない膨らみの、頂点にある薄紅色のつぼみを、優しく口に含んだ。そのとき初めて彼女の体が仰け反り、そして吐息と同時に短い声が漏れた。自分の声にビックリしたのか、M香はオイラの顔を見た。その顔は声を聞いたかと聞いてるようだったので、オイラは黙って頷いた。すると真っ白な肌が、みるみる桜色に染まった。

その後も時間をかけて、ゆっくりと彼女の体を慰めた。しかし絶頂を迎えそうになると、彼女は体を堅くした。まるでイクのを拒否するかのように。そこで、一旦攻めるのを止め、彼女にオイラの体を、気持ちよくしてとお願いした。彼女はぎこちないながらも、一所懸命にオイラの体を慰めようとした。テクニックは無かったが、懸命にオイラを気持ちよくさせようとする姿が、とてもけなげで愛おしくなった。

再び攻守交代すると、今度は少しだけ激しく愛撫した。彼女は驚いたようにオイラを見つめたが、オイラが黙って頷くと、身を任せてきた。首、背中、乳房、脚…そしてM香の敏感な部分。とにかく自分が気持ちよくなることよりも、彼女にセックスが気持ちいいものだということを、理解してもらいたくて必死だった。そしてついに彼女は絶頂を迎えた。その後の彼女の体は、いっそう敏感になり、何度も何度もイった。オイラは息子を彼女の中に入れた。そしてしばらく入れたまま、腰を動かさず互いの体温を感じ合った。そして彼女の体温が少し上がったのを感じ、ゆっくりと腰を動かした。彼女はもう声をあげることをためらわなかった。

オイラが果てた後、しばらく添い寝した。そのなかて改めて気持ち良かったことを伝えた。彼女も初めてイったこと、少し怖かったこと、などを打ち明けた。改めてセックスは気持ちの交わりま大切なんだと気付かされた夜だった。
これはオイラが広告代理店に勤めていたころの話。広告代理店といっても大手ではなく、大手の下請けでキャンペーン事務局の代行や、当選した商品の手配、検品などの業務もあるため、多くのパートさんを雇用していた。立地が江東区ということもあり、パートさんの中には多くのシングルマザーがいた。(東京都江東区は子育て支援が充実していることで有名、母子家庭への助成制度も充実)

オイラはその当時、パートさん採用の面接官を任されていた。20代半ばのオイラに人を見る目など備わっているわけもなく、履歴書を見てもどれも似たり寄ったり。それでも最初のうちは面接時の受け答えや、履歴書の字の丁寧さなど、自分なりに選考基準を設けていた。

しかし採用するパートさんが片っ端から使えないと、他の部署からクレームがきた。悩んだオイラは、親父が以前人事部長をしてたことを思い出し、どういう基準で採用してたかを相談した。すると親父の答えは意外なものだった。『女性の採用?そんなもん可愛い順に決まってんじゃん。履歴書なんか見たって素養なんか解らんだろ?誰が入ったって最初はいろいろ教えなきゃならないだろ?同じこと教えるなら、可愛い方がいいだろ?同じミスしたって可愛い方が許せるだろ?粘り強く指導できるだろ?』今の時代にこんなこと言ったら、袋叩きに合いそうだが、その頃のオイラは妙に納得してしまった。

その日を境に、オイラは面接で選考に迷った時は、容姿優先で選ぶようにした。すると不思議なことに他部署からのクレームもなくなった。採用する女性のレベルは変わらないはずだが…。

採用面接は随時実施していたが、時に自分の部署の補充のために面接をする事もあった。その時はいつも以上に張り切って選考した。ある夏の暑い日にその女性は面接にやってきた。今回は現場のパートではなくて、事務員補助の採用だったので、自分の直属の部下となる人員だ。目一杯職権乱用してやろうと、気合いが入っていた。

背は170センチに少し足りないくらい、年齢は33歳と履歴書にはあるが、肌艶のそれは20代後半にしか見えず、真っ白に透き通った肌には、青白い血管がうっすらと浮かび上がっており、真っ赤な紅をさした厚ぼったい唇とあいまって、妖艶な雰囲気を醸し出していた。名前はS美と言い、バツイチ子持ちではあるが、とてもママには見えなかった。すぐさま採用を決めるには、充分な容姿であった。

初めての彼女の出勤日、職場の全員が度肝を抜かれた。彼女は白いノースリーブに真っ赤なスキニーパンツで現れたのだ。事務パートはお客様に会う機会は少ないが、真っ赤なパンツは普通の感覚では考えられないチョイスだった。また、面接時には気付かなかったが、ノースリーブの下の膨らみは、思わず峰不二子かっ!とツッコミたくなるほど見事なものであった。

仕事中は事務服を上から着るので、その膨らみに眩惑されることは無いものの、オイラの好奇心レーダーと下半身レーダーは反応しまくっていた。オイラの部署では、社員とパートさんに関わらず、その月に誕生日を迎えた人のお祝いと、親睦会を兼ねて食事会を開催した。それなりに人数のいる部署だったので、毎月それは開かれた。

部署全体での食事会が2時間程度で、その後任意で二次会に出たい者は出て、帰りたい者は帰る決まりだった。仕事を終えてからの集まりなので、食事会が終わるのが21時頃だった。家庭のある主婦も多いため、食事会だけで帰る人も多く、二次会への参加を強要されることのない、気持ちの良い集まりだった。S美は母子家庭ということもあり、毎回一次会だけで帰った。

ある月の食事会でオイラはあえてS美の横の席に陣取った。目的は一つ、もちろん口説くことだ。出来ればその日に決めたかったか、焦ってはいなかった。ただ、イヤな雰囲気になって、次の日からの仕事に支障をきたすのだけは避けなければならない。

オイラは慎重だった。母子家庭とはいっても、彼氏がいないとは限らない。世間話から始めて、次第にパーソナルな話題に持っていく。相手のプライベートな領域を知りたければ、まずは自分のプライベートな部分をさらけ出すのが、オイラのやり方だった。彼女はオイラの話を聞きながら、職場では決して見せない、少し下品な笑い声をあげた。だいぶこっちのペースになったなと思った時に、食事会の終わりを知らせる挨拶が聞こえた。

その日に落とすことは諦めて、次に繋げるために彼女の連絡先を聞くことにした。本当は履歴書には携帯も書いてあったし、実際に合否の通知も携帯にしたので、それは彼女も承知している。それでもあえて改めて聞くことに意味があるのだ。もちろんメアドもゲットしたいのもあった。これからも仕事頑張って欲しいのと、何か仕事上で悩みなどあれば相談して欲しいということで、オイラの携帯番号とメアドを教えた。彼女もそれが当たり前のように、携帯番号とメアドを教えてくれた。

その日以来、職場ではこれまで通り普通に接し。夜は毎日メールのやりとりをした。時には押して、時には引いて、とにかくオイラは自分の持つ全てを駆使して、7歳年上のS美にアタックした。

結果を言うとオイラのアタックは実らなかった。それっぽい素振りを見せてくれたり、職場でも過度なスキンシップをはかってきたりと、オイラの気持ちを弄ぶようにドキドキさせてくれたが、デートに誘ってもハッキリとは断られないものの、約束してはくれずはぐらかされた。そんな攻防が2ヶ月も続いたある日、彼女は実家のある長野へ転居する事となり、会社を辞めることになったのだ。

年上の女性にいいようにからかわれたかなぁなどと思ったが、何故かそこには悔しさはなく、思わず苦笑いしてしまうような甘酸っぱい体験ができたという、ある種の満足感すら感じた。こんな経験は初めてだった。

数週間後、彼女の出勤最終日も何事もなく無事に終えた。数日前に部署全体での送別会も済ませたので、最終日の帰りといってもあっさりとしたものだった。部署内の一人一人に帰りの挨拶していく様子が、いつもと異なる光景ではあった。そして彼女は会社を去った。

その日の夜だった。彼女から一通のメールが届いた。内容は一言『逢いたい』だった。オイラは時間と場所はと返信した。彼女からの返事はいつ、どこででもとあり、彼女が長野へ出発するのが10日後であり、お子さんは既に実家へ母親が連れていっているということだった。その日は金曜日だった。オイラは今からあなたの部屋でと返信した。

彼女からは返信が来なかったが、オイラは既に車に乗って彼女のマンションへと向かっていた。オイラの自宅から彼女のマンションまでは、首都高を使っても20分位はかかる。その間にも彼女からの返信はなかった。マンションの住所は履歴書でうろ覚えしていたが、どのマンションかも部屋番号がいくつかも知らなかった。

彼女のマンションの近くまできて、彼女の携帯へ連絡をした。出てくれなくてもいいとも思っていたが、彼女は普通に出た。彼女はマンション名と部屋番号を教えてくれた。あれ?弄ばれてない?ちょっと不思議な気持ちで彼女の部屋の呼び鈴を押した。

オートロックの自動ドアが開き、マンションの中に入った。その時初めてオイラは自分が手ぶらでここに来たことに気づいた。彼女が会社を辞めたその日である。さらには初めて彼女の部屋に行くのである。ねぎらいの花束なり、訪問の手土産のケーキなりを持っていくのが当たり前である。それだけオイラは冷静でなかったのだろう。そこでオイラは冷静になることは止め、そのままの勢いで彼女に逢おうと決めて、エレベーターに乗り込んだ。

部屋の呼び鈴を鳴らすと、彼女はすぐに現れた。ふわっとして部屋着の彼女は、化粧も落としていた。いつもの派手さはなくなっていたが、スッピンでなおその美しさは増しているように思えた。玄関を上がりリビングまでいざなう彼女の後ろ姿にオイラは我慢出来ずに後ろから抱きしめた。

彼女の髪の匂いを嗅ぎながら、オイラは荒い息づかいで言った『冷静じゃないっすよオイラ』。彼女は微笑みながら振り向くと、頷きながらまた笑った。オイラは彼女を抱き寄せて、夢にまでみたキスをした。彼女の服を脱がせると、これまでに見たことのない、美しく形のいい乳房が露わになった。

どちらかといえばオイラはおっぱ○星人ではなく、おしり星人である。しかしながらおしり星人であるオイラが、お○ぱい星人になってもいいかなと思えるくらい、見事で美しい乳房だった。これは42歳になったいま、これまでに星の数ほど見てきた乳房の中でもダントツである。オイラより先に舐めた男がいるのが、これほど悔しいと思った乳房はない。しかも子供にまで吸われ尽くされているのだ。

オイラはその遅れを取り戻す勢いで、丹念に入念に愛撫した。その度に白い乳房は震え、彼女の体は反り返った。セッ○スは嫌いではなかったが、オイラはあの26歳の夜に本当にセ○クスが好きになったと言ってもいいかもしれない。それだけ衝撃的な身体を持つ女性だった。

オイラは一晩中彼女を抱いた。翌日も必要なこと以外はせず、一日中裸で過ごした。オイラは彼女と離れたくなかった。長野行きは変えられないのか?良ければお子さん共々面倒見ても良いとさえ思っていた。しかし彼女の答えはノーだった。話をして判ったのだが、彼女は離婚したのではなかった。ご主人とは死別したのだということだった。オイラは母子家庭=離婚という固定観念があった。もちろん履歴書には母子家庭になった経緯などない。それだけにその彼女の告白は衝撃だった。

大事な人を亡くすのはもう嫌だ。だからまだ大事な人を増やす勇気がないとのことだった。彼女が長野へ出発する日まで、オイラは彼女の部屋から通勤した。彼女が長野へ行くその日の朝、この日も彼女に送られて部屋を出た。もう帰ってこないと思うと、自然と涙が溢れていた。オイラは人目もはばからず、泣きながら歩き続けた。

そしてこの1週間いつも振り向くと彼女がベランダで見送っていた場所で振り向いた。しかしその日はベランダには彼女の姿はなく、オイラは涙を拭い歩き始めた。彼女か今も元気なら49歳、幸せな人生を過ごされていますように。。。
最近では草食系男子に肉食系女子が当たり前のようだが、オイラの若い頃はそんな言葉はなく、男が肉食なのは当たり前体操だった。可愛い娘がいれば声を掛ける、野郎だけで出かけたらナンパする、合コンは誘われなくても隙があれば参加する。そんなことは当たり前だった。

しかし当時でも肉食系女子と言えるような女の子もいて、オイラも何人かの女子の狩猟対象になった。狩りに行っても成果が出ない時もあるのに、相手から狩りに来てくれる…そんな幸せなことはない。ターゲットになって食べられなかったことは一度もない。断るなんて、そんなもったいないことをしたら、バチがあたると信じていた。

オイラなんかを襲ってくれた、貴重な肉食系女子の中でも、特に印象深いのは、同じ会社の他の営業所にいたK子だろう。当時オイラは31歳で彼女は確か22歳だったと思う。その年に中途採用で入社したオイラだったが、前職での実績もあって、試用期間が終わるとすぐに、東日本統括という役職についた。

部下全員がその会社では先輩ではあるが、そのほとんどが女性で、年齢もオイラより若かった。彼女たちは各地域の営業所に所属し、直接顔を合わせるのは、月イチの本社での会議か、オイラが各地域に出張したときだけである。彼女たちとの初めての出会いは、入社して初めての本社会議だった。社内全体での顔合わせ的な会議をしたあと、各々の部署に別れて会議をする。オイラは全体会議のあと、入社の挨拶を社長にしたり、総務での手続きかあったため、部署毎の会議には遅れて参加した。

会議室に入ると女性9割とは思えないほど、室内の雰囲気は暗く沈んでいた。その部署のトップである、女性部長が熱弁をふるっているが、それを聞いている部下たちに覇気はなく、目には光が無かった。その瞬間エラいところに配属された…と思ったが、その5分後には彼女たちの気持ちも理解できた。何よりその女性部長の話に中身がなく、何の説得力も実用性も無かったのだ。

女性部長の話はまだ続くのかと、隣の娘に聞くと黙って頷いた。そこで、オイラは部長の話を遮るように、立ち上がって声をかけた。お話し中すいません、今月から入社したオイラてす。部長はそこで初めて気付いたという顔で、オイラに前に出るよう促した。挨拶と自己紹介を済ませると、時間も限られているので、早速西日本と東日本に分かれて会議をしたいと提案した。部長は提案を受け入れてくれ、先ほど中途になった話を補足すると、東西に分かれるよう指示した。

はじめにオイラは部下となるみんなに頭を下げた。上司ではあるが、会社の先輩は君たちなので、よろしくという意味。オイラから何か教えることは難しいが、行動や結果で示すことには自信があるので、それを見て欲しいという意味。結果やプロセスを見て、ヒントが欲しければ相談に乗るので、離れてはいるがいつでも連絡が欲しいという意味。その全てを意味するために頭を下げた。

その後の会議では、先ほどまでがウソのように、みんなの顔がイキイキしていた。部長とは違いオイラは自分ではあまり発言せず、進行役に徹した。その中でみんなの発言に疑問があれば質問し、中身がなければ指摘し、考えが浅ければ再考させた。会議のあとある娘に感想を聞くと、今までと違って中身のある会議だったという。広島本社の会社に長時間かけて集まり、意味を感じられない会議を毎月していてのだ。

その日の夜、部署のみんなが歓迎会を開いてくれた。若い娘が多いので、一次会で終わるはずもなく、東日本のメンバーでカラオケに行くことになった。メンバーはオイラを入れて7人、その内5人が女性だった。3時間あまりカラオケをして、さすがにみんな眠くなったり、酔ってつぶれたりしたため、お開きする事になった。

7人は全員が同じホテルに泊まっていた。タクシーでホテルへ向かうことになり、酔いの酷い二人と酒を飲まない一人、寝落ちした一人と目が冴えてる一人をそれぞれ一台のタクシーに乗せた。オイラと札幌営業所のK子が残った。広島の田舎駅のためタクシー2台が出払うと、そこにはもうタクシーはいなかった。歩けば30分程度の距離なので、歩いて帰れない訳ではない。タクシーを待っても10分程度だと思われた。酔い覚ましに歩いて帰るか?と聞くと、K子は嬉しそうに頷いた。

30分の帰り道、ずっと話をした。そのほとんどが、K子の会社への不満だった。とにかく今まで会社の言うことに、文句も言わず従ってきたが、限界を感じており、今すぐにでも辞めたいとのことだった。オイラはK子と話をしていて、頭の回転が早い娘だなと感じていたので、辞めさせるには惜しいと思い、引き留めることにした。

これまでの不満を全て聞いた。そしてK子はどうしたいかを詳しく聞いた。話の途中でホテルに着いてしまったが、オイラの部屋で改めて聞き続けた。そして全てを聞いた後で、オイラの意見を簡潔に話した。彼女は納得した様子で、とりあえず明日予定していた、退職願の提出は思いとどまってくれた。ホッとして彼女を部屋に帰すと、シャワーを浴びてベッドに入った。

少しして違和感を感じて、目を覚ますとベッドにK子がいた。寝てからまだ小一時間のはずだ。猛烈に眠かったが、K子がいることが不思議で彼女を起こすと聞いた。オートロックが掛からないように、ドアのチェーンロックに小細工して、部屋を出たとのことだった。部屋に帰すのも面倒だったので、そのまま眠ることにした。

数時間後、携帯のアラームで目を覚ましたオイラ。隣には当たり前のようにK子がいた。昨晩は気付かなかったが、彼女は全裸に近い恰好だった。正確には浴衣がほとんどはだけていたのだ。露わになった白い乳房、ピンクの先端。朝立ちも手伝ってオイラの息子は、はちきれんばかりに元気になっていた。とりあえず手は出さずに、その白いふくらみと、桃色の吸い口を見つめていた。すると彼女が目を覚まし、まず頭を下に向けて、自分の恰好を確認し、続いて顔をあげてオイラを見た。

彼女はニヤリとして、布団の中に潜り込んだ。そしてオイラの元気になった息子をおもむろに口に含んだ。一瞬オイラは驚いたが、若い割には経験豊かそうなテクニックで、その事にも驚きつつ身を任せた。その後攻守交代し、二人は一つになった。K子は二回戦目も希望したが、遅刻するのでと断った。

その後もK子は会議の度に求めてきて、オイラもそれに応えた。ある時からは札幌から羽田に前日入りして、その日は一日中デートしたり、逆に帰りの便を一日遅らせたりして二人の時間を作った。彼女とのそういったお付き合いは、2年ほど続いた。今や人の妻となっており、子供はいないが元気に暮らしている。