人は、サプライズというと
特別なプレゼントだったり、
特別なタイミングだったり
というのを浮かべがちだと思う。
今回の記事では、
それとは違う形式のサプライズを思い出したので書き綴ってみようと思う。
もう今から15年以上も前のことだが、
当時中学生だった俺は、
日記「旅行記シリーズ」でも登場した親友を家に招いていた。
うちのおかんは、もともと俺に友達が多くなかったのを知っているので
俺が友達を家に呼ぶときは、張り切って料理を作った。
その日は、特にテンションが上がるわけでもない「魚」がメインだった。
なんというか、嫌いとかじゃないんだけど
テンション上がらない感じ。
わかる人いると思うけど。笑
こっちは肉…牛肉が食いてえんだよおおお
みたいな。笑
ちなみにもともとうちのおかんは、食に関しては結構寛容で
味付けをいきなり変えるための調味料も怒らないし
お腹いっぱいなら、無理して食べるな
という考え方の人である。
そんなこんなで、子供の頃から魚の食べ方があまり上手でなかった俺と弟は
白身だけを食い漁り、皮はところどころ残し
黒身のところは苦味が強いので、綺麗に残す。
といったいわゆる
「マナーもへったくれもない」
そんな食べ方をしていたのである。
もちろん、我が家に来ている親友に対しても、
俺や弟のように魚を残すと思っていたみたいなので
「無理して食べなくていい」
というスタンスでいた。
食べ終わった、彼の皿を見て
俺もおかんもびっくりした。
頭を残して「骨」のみが綺麗に残っているのである。
漫画、ONE PIECEなんかで見たことはないだろうか。
こんな感じ。
あ、1枚目は骨までいってるか。
驚いた。
この世の中に漫画のような魚の食べ方をする男がいることに、だ。
母親はとても喜び、親友が帰った後に親友の母親に電話をした。
ここで、母はまた衝撃を受ける。
話を聞いて、俺も衝撃を受ける。
親友は魚が嫌いだったらしいのだ。
家で作っても、食べないらしい。
「人の家で、出されたものを残してはいけない」
これはほぼほぼ暗黙のルールながら、
子供は子供なりに気を遣って守っている。
俺も昔、別の友達の家で出された
ナス料理
を無理して食べた思い出がある。
あまりにも一気にかきこんだので、
「好物」と思われ、
まだたくさんあるから食べてねー
と強制的で圧倒的な、おかわりが待ち構えていた苦い思い出。
いくつになっても、あの時の衝撃は忘れない。
「魚を綺麗に食べる」ということで、誰かを喜ばせることができる、
そんなお話でした。


