一年前と同じ暑さが

今年もやってきた。

もう、昨年の今頃は

息子はこの世にいない


夜、長女と一緒に夜中

泣き通した

声が聞きたい

会いたい

なぜこんなことになったのか…


弟(息子)が可愛くて

大好きだった娘も

かなり我慢しているみたい

いつも私を守らなければ…

私がしっかりしなければ…

と、私に笑顔が出るように

励ましてくれている


「あなたもさぞかし辛かったよね…あなたはたあくんが大好きな

お姉ちゃんだったからね」


そのひとことで

彼女は堰を切ったかのように

泣き出した


……そう。

辛くて寂しいのは

私だけではない


私が精神的に病んでいるから

頑張って励ましてくれてたんだね

ごめんね、ありがとう。


息子は、この暑さの中で

苦しくなかったかな…

一瞬で 苦しまずに

魂が抜け出たかな…


暑かったね

きつかったね

寂しかったね

ごめんね…


みんな早くたあくんのこと

見つけてあげれなくて

ごめんねって思ってるよ


秘密を持ったまんま

お空に行っちゃった息子


息子のことに関して

なんにも分からない日々が

どんどん過ぎていく

あの日に置いてきぼりを

感じるわたし


秘密主義だったのかな


甘えん坊のくせに

秘密なんて持つなよ


もう何もわからなくていい


安らかに

ゆっくり

眠って……


そして

また

会おう


今日は すごく暑かったから

冷たいお水美味しかったかな



2022.6.26.