バス運転士 プロの運転はここが違う!!(4) | バス次郎の徒然なるままに〜無意識の中のもう一人の自分〜

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あるときはエンジニア、またあるときはゲージュツ家、そしてまたあるときはバス運転士、その実体は心理学者(臨床心理・人間科学)でもあるバス次郎のブログへようこそ!!

こんにちは( ◠‿◠ )

 

 

今回は「バス運転士 プロの運転はここが違う!!」シリーズの4回目です。

 

 

プロの運転士として「何かが違う」とお客様に思われるような運転士になるための

一つのステップとして今回はブレーキの掛け方についてのお話しをしようと思います。

 

 

大型バスの運転が上手な運転士ほどフットブレーキの使用頻度は少ないです。

 

 

ぼくが高速バスの運転士だった頃の話しがわかりやすいのでお話ししますが、

 

本線で80Km/hで走行中に次のサービスエリアに入って高速バスを駐車するまで

 

フットブレーキを使うのは完全停車が必要な駐車する時だけです。

 

 

 

では減速どうしているの?っていうことになりますが、

 

大型バスにはリターダーという補助ブレーキがついていますし、

エンジンブレーキもあります。

 

 

リターダーとエンジンブレーキを駆使しながら、

 

6速から5速とシフトダウンしながら、

 

本線からサービスエリアへの誘導車線へ入ります。

 

誘導車線に入ったらさらに減速させます。

 

大型車、普通車の分岐手前までに20Km/hになるようにするのがベスト。

 

ここまでフットブレーキを踏むことなくサービスエリアへ進入します。

 

そして駐車場所にもよりますが、一発で入れそうな場所であれば、

 

停車までフットブレーキは使わずに駐車可能です。

 

 

 

フットブレーキを極力使わずに減速させることにより、

 

乗客に不快感を与えることなく自然に減速させることができます。

 

 

ただ、後続車に減速を知らせるためリターダーオンでブレーキランプが点灯する車両

 

は良いですがリターダーオンでもブレーキランプが点灯しない車両の場合には、

 

フットブレーキに足を置いてランプを点灯させることは必要です。

 

 

 

 

路線なんかだとバス停へ停車する際の減速の仕方なんかにも応用できます。

ただし、バス停なので後続車への気配りも必要です。

 

 

プロのバス運転士として運転技術だけでなく高度なマナーも忘れてはなりませんね。

 

 

 

 

どうぞ、これからもよろしくお願い致します。