自分だけじゃない

こんにちは。


近所の野良猫がセミを捕まえて
夜明けごろ軒下までくわえてきます。

ここのところ毎日そうしてやってくるのですが、
セミをくわえたままの猫を家に入れることはできないので、
放っておくと、朝セミは地面で弱ってて時期にアリに食べられるという
ことになります。


私は都心に住んでたのですが、
以前はそういった虫などは生活の外にある存在として、
普段見ることはありませんでした。
家に虫が出ることもなく、
ただ、ゴキブリがでたら大騒ぎするくらいのイベントにはなりました。


現在は都心を離れた田舎に居を構えているので、
セミやムカデ、
ナメクジやハサミムシなどに日々遭遇してます。
ゴキブリも出ますが、普通に殺します。

猫がセミをいたぶっている（ように見える）姿を見ると、
かわいそうなことをしているなと感じますが、
私の一方的な価値観かもしれず、彼らからしてみると本能に駆られた行動なのかもしれません。

狩りの練習にも繋がるし、
狩りをしなければ野生では生きていけませんからね。



そういった意味では、
みんな一生懸命生きていて、
かわいそうとか感じてしまう私が暇人で余計な存在なのかもしれません。

田舎に住んで、
少し野生に片足を突っ込んでみると、
都会に生きてきたころと見えてくる世界が変わってきます。

畑で採れる野菜やそれを食べる蝶の幼虫やナメクジたち。
家の周りに驚くべきスピードで生えてくる雑草とそれと悪戦苦闘する私。
朝窓から入ってくる日の光。
夜窓から吹きいる心地いい風。
都会と違い日陰に入ると風が気持ちいいと感じられるセンス。


環境や人によって見え方、感じ方はそれぞれ。

ただその様々なそれぞれを自分の中に受け入れること。
役作りにも必要です。


私はこう思うけど、相手は違う考えを持っている。
人それぞれなんだな。

そういった想像力は必要です。
それを豊かにするには、
経験を恐れない行動力や欲求。

あるがままを受け入れる慈愛の心が必要かもしれません。

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