19日放送の、慢性痛を取り上げた「ためしてガッテン」の感想をさらっと。
結論から書くと、何を伝えたいのかいまいちわからなかった。

なぜ痛みが続くのかという点については、
・脳に送られる信号と脳からの信号が異常をきたしていること
・痛みを脳が記憶してしまうため些細な刺激でもより痛みを感じやすくなる
ということに集約されるようだ。
痛みを脳が記憶するという表現はどこかで読むか聞いたことがあるな~と思った。
で、番組の結論としては、慢性痛はペインクリニックを受診するように。
ということなのだろうか。(そう受け取れた)
ここが気になった。何だか少し飛躍してないかなと。
ペインクリニックも受診科のひとつとして考えていいくらいでよかったような。
こんなこともありますよ程度の、入門の入門という感じだった。

番組もう1本。
18日に放送された「ワールドビジネスサテライト」のワンコーナーで慢性疲労を
取り上げていた。
街頭インタビューをして「疲れてますね~」などの人々の声を紹介していたので、単純な
疲れの蓄積を取り上げるのかなと思っていたら、唐突に大阪市立大学医学部附属病院
という文字。(慢性疲労症候群の研究で有名なところ)
「慢性疲労」と「慢性疲労症候群」を混同しているようだった。
疲労の数値化など興味深い内容が紹介されていただけに、最初のボタンの掛け違いは
非常に残念だった。病気である慢性疲労症候群が誤解されそうで。

どちらも、知らないことを伝えるのは難しいな・・・と改めて思わされた内容だった。