
西岡久寿樹監修『線維筋痛症とたたかう』
副題は「未知の病に挑む医師と患者のメッセージ」
先日、図書館でこの本を借りてきた。
当初は買うつもりでいたが、試しに図書館で検索したところ別の図書館から取り寄せできるとのこと。早速取り寄せてもらった。
併せて線維筋痛症(FMS)関連の記事は専用カテゴリを作った。
(ゆぅさん作成のバナーは、単独カテゴリのままでいきます)
ほとんどこのカテゴリでの更新はないと思うけれど、文字が出ているだけでも
違うかなと思って。
自分は線維筋痛症ではないけれど、症状は線維筋痛症タイプ。(ややこしい)
以前ゆぅさんのブログで購入されたことを読んでから、ずっと気になっていた本。
(だいぶ前の話ですが)
本を実際に見る前は難しいことが書いてあるのかなと思っていたけれど、全体的に
わかりやすく解説し、理解を深めてもらおうという姿勢が貫かれている。
友の会会長の方をはじめとした患者さんの体験談が載せられていることでも、それは伺える。
それでもわからない単語がけっこうあったので、調べながら読んだ。
「線維筋痛症」という言葉を知った方には、読むことをお薦めしたいと思う。
(別に出版社の回し者ではないですが)
叫びに近い訴えがひしひしと伝わってくる。
患者側からもこの治療に取り組んでいる医療側からも。
「痛み」は目に見えない。これは何度も書いてきた。
言葉にして表すことも、正確さを求めようとするほど難しい。
本文中にあったこの文章。
「医学生は眼に見えるもの以外は信じるな、眼で見たものだけを信じろと教育される。
だから、教わらないもの、どこにも書いてないものは信じないのです」(P69)
レントゲンやCTなどの写真、客観的な数値データは西洋医学では非常に重要だ。
これらははっきりと目に見え、異常な部分がわかる。
でも人間の身体は目に見えることだけでは片付けられない部分もある。
目に見えない「痛み」「心」など。(別に精神論を展開するつもりはないです)
少なくとも臨床系のお医者様であれば、経験を積むうちに目に見えない部分にも
対応する必要があることに皆気づくのでは・・・と思うのは甘いのだろう。たぶん。
それでも、少しずつでも「目には見えない症状」への対応も必要だという意識が
広がってくれればと願わずにはいられない。
「痛み」が軽くなるだけでも患者側の病気と闘う意欲は違ってくる。
これは自分の実感から。
線維筋痛症も頸肩腕症候群も、目には見えないものやその周辺と闘っている。
他にも見た目では病気とわからない病気も数多くある。
明らかに具合が悪そうだと見た目でわかっても、やはり「痛み」は見えない。
以前書いた「がん」の疼痛対策が後回しになるのもわかる気がする。
この『線維筋痛症とたたかう』を読んだだけでも、色々なところに思いを致してしまう。
ご参考までに。
ネットで線維筋痛症を調べるのでしたら、下記のHPからご覧になるのが早いかと。
○線維筋痛症友の会HP
○浦野先生のHP