ども!まとんです。

今日は久しぶりに、二時間級のヘヴィーなボドゲを紹介します。


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「六次化農村」です。

タイトルがすごく気になる。六次化って、なんだよ。


制作会社は、「枯山水」「曼荼羅」「パトロネージュ等の名作を数多く輩出している、ニューゲームズオーダー。

2017年春のゲームマーケットでの新作のようです。




amazonでは7020円ですね。


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このゲーム、とにかく要素が多い。

1ターンごとのアクションは少ない(動きが地味?)なのですが、考えることがめちゃくちゃ多い。


1ターンごとの基本プレイは、こんな感じ。

(1)畑or牧場タイルで農産物を生産

(2)議会で公共建造物の建設と、補助金制度の更新

(3)新規土地の購入と、畑の開拓

(4)農産物の出荷


イメージとしては「電力会社」に近いかな。

ボドゲに慣れた人なら、(2)以外のイメージは掴めると思う。

ただしこのゲーム、(2)議会が本質。

議会を制するものが農業を制す。



議会でやることは下記。

・全員に投票権3ポイントが配布。

・各プレイヤーは、金を払って、投票権をブーストする。

・公共建造物を建設する場所を、投票権を使って採決して決定。

・補助金制度を変更するかどうかを、投票権を使って採決して決定。



公共建造物は、なるべく自分に有利になるところに建てたい。

しかし、独りよがりな主張をしても、投票で負けてしまう。

なので、やれることは、「みんなが嬉しい折衷案」にするか、「金で投票権をブーストして自分の主張をゴリ押すか」のどちらかになる。

後者は分かりやすくヘイトを買うことになるので、その後のゲームが不利になる。

一瞬にしてヘイトまみれになるこの議会制度。民主主義の限界を感じるまである。

「匿名投票」の大事さがよく分かりますね。


また、補助金制度も大事。

例えば、「タマネギを組合に卸すと、通常1ポイントのところが3ポイント貰えるようになる」などといった補助金制度がある。

自分がタマネギをたくさん作れるときにこの補助金が来ると、かなり有利。

そしてこの補助金制度も、裏金による投票権ブーストで勝ち取ることができる。

そして、溜まるヘイト。世知辛い世の中だ。



 

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ゲームプレイ中の盤面。


ビジュアルは、実に平和ですよね。ほのぼのしてます。

でもこの盤面、思惑と野望と憎悪がひしめいています。


一人で橋を占有しようという黄色、

新天地に先行投資して農場を建設した赤色、

黄色に邪魔されてタマネギを上手く販売できないで苛立つ緑。


恐ろしい、恐ろしい世界だ、農業。

 

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そして何よりもこのゲームで世知辛いのは、勝敗の決め方。

最後に保有していた金などのポイントが勝利点になるのですが、勝敗を決めるのはほとんど土地の価値。


ゲーム中に購入した土地は、終了時には二倍の価値の勝利点となります。

金は最後に5点とか8点にしかならないけれど、土地は20点で購入して40点とかになる。


なので、終盤はみな、土地を買い漁ることになる。

農地としての価値よりも、土地としての資産価値だけを見て土地を購入するプレイヤー達。


あさましい、あさましいぞ、この結末は。




とにかくルールが多くて大変でした。

2時間級と言われているけど、3時間くらいかかった気がするな。



ルールをマスターした後ならサクサク楽しめるのかもしれないけれど、ちょっと気楽にはできないゲームでしたね。



とはいえ、農場系ゲームは基本的に面白いので、

ヘヴィーなボドゲが好きな人は、一度やってみてください!!


ではでは。