別府の地獄にて / Rollei 35 + モノクロフィルム
安倍元総理のご冥福を。
狙撃されたのがお昼前。
それから心肺停止との報道がずっと続き、死亡が発表されたのが午後六時でした。
ふと、思ったのです。
心臓が止まると血流も止まって、脳死に至るのではなかったっけ？
わずか、８分。
脳死を人の死と捉えるかは議論のあるところですが、実質、安倍氏に蘇生の可能性はなかったのではないでしょうか。
それなのに、死亡の確認を午後六時まで引き延ばしたのは。
報せを受けて東京から奈良の病院へと向かった、夫人の到着を待ったのかな、と。
もちろん夫人も意思の疎通はできなかったでしょうけれど。
それでも、外形的には死亡前、いわゆる「死に目に会えた」という体裁を整えることができた。
そういう関係者の心づかいがあったのでしょうか。
大変な人生だったろうからなあ。
最期は、せめて、そうだったらいいなあ。
ご冥福を祈りましょう。
別府駅前、ピカピカのおじさん像
別府の地獄のワニ
なにかと暗い、昨今の世相でございます。
食品も値上げ、ガソリンも値上げ、お給料はべつに、電気代も値上げ。。。
庶民の悲鳴が夏空に響きわたっているわけですが。
けれど、カメラスキーは前から知っていたのです。
値上げに次ぐ値上げ、気づけばとんでもない値段になっている、この感覚。。。
そう、フィルムです。
一本五百円かあ、高いなあとか思っていたら。
ふと気づけば、今では千円を支払わないと買えなくなっているじゃあーりませんか。
なんてこったよ！
二年前、妻ではなかった頃の妻。あの頃はフィルムも。。。
こうなると、フィルムも大変な貴重品です。
大事に、大事に撮らなければなりません。
ヤ〇オクでちょっと気になる古カメラを見つけても。
おもしろそうだな、ちょっと試しにフィルムを通してみたいな、とか。
そんなことを考えるのは愚かなのです。
いま所有しているお気に入りのカメラ、信頼に足る性能のカメラにだけフィルムを通して。
間違いのないよう、大事に撮らなければいけないのです。
それが正しいカメラスキーの生きる道なのです。
だから。
オークション終了直前に、急に入札額を更新されて、かっさらわれたとしても。
それはそれで、正しく生きたいカメラスキーとしては、むしろ喜ぶべきことなのです。
ああ、よかった！
道を間違えることがなくて、本当によかった、よかったよ。。。
。。。あーもー！
まったく、なんて日だ！
別府のホテルの窓から。デートはおおむね別府でした
羽田空港の駐車場にて。埼玉から別府は遠いのです
琵琶湖にも行きました。九州と埼玉の中間はだいたいこの辺かなって。
滋賀の神社のいかつい狛犬。
近江八幡をそぞろ歩いた、あの頃。。。
田んぼで、トラクターを転がしながら。