デジタルハリネズミ2+++ ~デジタルパンクス | セ、セ、センスがイイネ!

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「センスは人それぞれだからネ…」で突き進む写真好きのブログ

誰が呼んだか「トイデジ界の王様」、それがデジタルハリネズミシリーズ!
その称号にふさわしくお値段もどどんと一万五千えーん!!

ふつうのカメラ買えるやないかい!という声も聞こえますが、しかしこのカメラ、それだけの価値がある
これほど撮っていて楽しくなるカメラはなかなかありません





わたしの愛機だったのはデジタルハリネズミ2+++
いま(2014年9月)はデジタルハリネズミ3が発売中のようです

なぜ「だった」と過去形になっているかといえば、調子が悪くなってしまっているからです
電源をいれると五割ぐらいの頻度で背面ディスプレイがブレブレになり、写真が撮れなくなってしまうのです
気温の高い夏場はわりと調子がいいので電圧の問題のような気がしているのですが…

けれど、撮りたいときに撮れるかどうかわからないカメラというのは困りもの
それですっかりお蔵入り、時たま家のまわりを撮って遊ぶだけになってしまいました


きっかけはハリネズミ


このカメラ、外見はもう、それはもうあざといぐらい可愛くつくられています

ソラマメのごとく丸っこいフォルム
ちょwww枠だけwwwとなる、四角いなんちゃってファインダー
そしてゆる~いハリネズミマーク

これを持ってるひとに会ったら、おいおいwwwあざといなwwwと、ツッコミをいれたくなること間違いなし
ていうか実際いれられます

海外の観光地で撮っていると日本製のごっつい一眼レフを抱えた外人さんから、なにそれ?カメラ?ニホンジンなのにそんな変なので撮っているの?と、けっこうな頻度で話しかけてもらえました
自分から話しかけるのが苦手なわたしにとってはけっこう役に立つ外見なのです



ブダペスト 2012


欠点としては使用電池が高価な CR2 だということでしょうか
タイ、カンボジアを旅した際は日本で買い込んでからいったのですが、現地のコンビニで日本よりはるかに安い値段で売っており、かなり悔しい思いをしたおぼえがあります

でも、まあ、最近のカメラは充電池が主流ですし
いつ CR2 がお店から消えてしまっても不思議じゃないですし
やっぱり買えるときに買っておいた方が安心のような気もしますね



アンコールワット 2011


フォトショでやればというけれど


気になる画素数は300万画素、トイデジとしては十分合格ラインです

けれどトイデジユーザーとしては画質は二の次、重要なのはおもしろい写真が撮れるかどうかであります
この点、デジタルハリネズミ2+++には、ハードモノクロやビビッドなど10種類ものカラーモードが搭載されているのでありまあす!

きゃー!!いかす、いかすわぁ!!
これはとっても楽しいわぁ!!

とまあ、こういうことを言うと
普通のカメラ買ってフォトショで加工すればいいじゃない?とのツッコミが入るわけですが

しかしそれは違うのです
やろうと思えばできるというのは、やろうと思わなければできないということなのです
家に帰ってPCにとりこんでちょこちょこ加工って...ね

その点、このカメラはカメラだけで完結できるのであります
楽できることはいいことです





かわいいけれど、とがってる



じゃあ、スマホにトイデジアプリをいれて撮れば?という声も聞こえてきそうですが
あーもー!
使えばわかるよ、使えば!!

わたしは「撮った写真」と同じぐらい、「撮る行為」にも楽しみを見出している人間です

カメラを手に
被写体を探して目と足を動かして
カメラをかまえ、プチッとシャッターボタンを押す

そういう行為が楽しいのです
そういう人間にとっては、見た目もかわいいこのカメラはなかなかいい道具なのです


気が向いたら撮るのじゃなくて、積極的に写真を撮りたい
けれど画像加工のような面倒くさいことは嫌い

でっかいカメラを持ち歩くような、本気すぎる撮影は乗り気じゃない
でもそういうカメラで撮った写真にも負けたくない
同じ土俵で勝負しても勝てないからインパクトで勝負したい

だらしないくせに負けず嫌い、そんなパンクスのような人にこそ、このカメラはおすすめです





ところで
トイデジ界の王様」、デジタルハリネズミ
調べたら、販売元が公式ページで『「表現系」デジタルカメラのキング』と自称しちゃってました
(→ http://www.superheadz.com/digitalharinezumi/)

うーん
とがってますねえ