ひろゆき「堀江さんのロケットが、発射ってなって火がついて、少し飛んだあと横に倒れて燃えたんですよ。あれを失敗って言ってニュースでは結構流れたんですけど、あのロケットの打ち上げを手伝ってるハチヤさんっていう人が、めちゃくちゃ喜んでて。もちろん大成功ではなかったですけど、あれって超優秀な失敗なんですよ。ロケットって基本的には失敗の歴史で、多く失敗した方が良いんですよ。要は、『こうやったらうまく打ち上げられるんだよね』って言って本当に打ち上がっちゃうと、何かミスがあってもわからないんですよ。ロケットっていろんな状況があって、どちらかというと失敗してくれた方が確率が上がるんですよ。たまたま上手く行っちゃった場合って本当は失敗する要素を持ったままだったとしても、それが分からないままなんですよ。今って荷物を宇宙に運ぶためにやってるんですけど、そのうち人間が乗るようになりましたってなったときに、どんなことがあっても失敗しないロケットにしたいわけじゃないですか。そうすると、完璧を期したうえで失敗してくれた方が新たな失敗の方法が見つかるんですよ。エジソンが失敗した時に、『もう一つの失敗する方法が分かった』っていう表現をしたっていうのがあるんですけど。」

 

ひろゆき「ロケットって発射台からドーンって飛ぶじゃないですか。で、失敗の嫌なパターンって、発射台で爆発した場合で、そうすると発射台が粉々になっちゃうんで発射台を作り直さないといけないじゃないですか。今回って、発射台から発射してちょっと離れたところで横に倒れたんで、発射台は無傷なんですよ。なので、発射台を作り直す必要もないから全然コスト安いんですよ。で、発射台の横の小屋とかも壊れてないじゃん。例えばさ、今回成功しましたってなって1000メートルくらい上がって、1000メートルでドーンって爆発したら、部品はさ、1000メートル上から粉々になって地上に落ちるわけですよ。で、『何が原因か』っていうことは、落ちた部品を全部探し集めて原因を調べなきゃいけないわけじゃないですか。そうするとさ、1000メートル上で爆発した後の部品を全部みんなで探しましょうって言ったらめちゃくちゃ大変だし、全部の部品集められない場合もあるのよ。そうすると失敗した原因が分からないっていう最悪の状態になるのよ。ところがどっこいさ、今回は発射して横にバターンって倒れたから、ロケットすぐそこにあるのよ。失敗した原因調べようと思ったらすぐに調べられる。っていうのでめちゃくちゃおいしい失敗の仕方なのよ。」

 

ひろつき「で、今回打ち上げってなって火がついて、途中で火が消えたんだよね。あれって、安全装置がきちんと動いてるっていう話で、例えばさ、ロケットボーンっていって打ち上げてさ、真横に1000メートルとか飛んだらさ、誰かん家に突っ込んでいくかもしれないわけじゃん。だから、何かあったときにきちんと止められるっていうのはロケット打つうえで超重要な機能なのよ。なので、これいかないなと思ってちゃんと止まったんだけど、火が止まった後も噴出してるガスだけで姿勢制御のために結構動いてるのよ。80年代のロケットって姿勢制御ってそんなに優秀じゃないんだけど、今のロケットって縦を維持するっていうのを自力でやるんだよね。で、その姿勢制御でけっこう維持してて、そういう意味で姿勢制御の性能って結構高いなって思って。だからあの失敗って、かなりおいしい失敗なのよ。なので、『ホリエモンロケット失敗』っていうニュースを見て、『あ、ほんとだ失敗したんだ』って思う人もいると思うんだけど、あの失敗はめちゃくちゃおいしい失敗で、失敗の中ではかなりこう、優秀な失敗なので僕の中では『おめでとうございます』くらいな感じです。」

 

ひろゆき「僕アメリカのスペースシャトルの打ち上げは10回くらい行ったかな?実際打ちあがったのに立ち会ったのは3回くらいだけど、打ちあがりませんでしたってのを含めると15回くらいか。割と好きだったんでロケットはちょっと詳しいです。」