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ハイ・ミスのブログ

大阪生まれ、大阪育ちのアラサー独身OLです★
日々感じたこと、学んだことをアウトプッしていきます!(^^)

映画『花束みたいな恋をした』で登場した今村夏子さんの『ピクニック』。

自分は何も感じない人なのか、ちゃんと何かを感じる人なのか、

と確かめたくて読んでみましたひらめき電球

 

ローラーシューズを履いた女の子たちがビキニ姿で接客するお店で働くルミ、

そこの入店してきた七瀬さん。

七瀬さんの年齢は30代後半です。そして、人気お笑い春げんきと付き合っていると言います。

 

まず『ピクニック』というタイトル!

一見とても可愛らしく、花束みたいな恋をした、のような恋愛小説なのかと思いましたキョロキョロ

 

人気お笑い芸人と付き合っているという、七瀬さんの話をみんなで聞くのですが、

出会いやなれそめはとても細やかで、周りのみんなは七瀬さんのことを応援します。

 

『こちらあみ子』でもそうでしたが、今村夏子さんの小説でのナレーションはとても説明不足です。

 

読み進めているうちに、「あれ?これ絶対付き合ってないよね?妄想だよね?」と思い、

七瀬さんが虚言癖であることに気付いてきますあせる

七瀬さんは決して悪い人ではなくて、ナチュラルに虚言を言ってしまう、

妄想と現実の境目が分からなくなって他人に話してしまうような人だと思います。

『こちらあみ子』のあみ子同様、悪気は一切感じられません。

 

小説を読んで新しい感覚を学ぶのももちろんですが、『ピクニック』では

今までの人生で培ってきた感覚を試すテストを受けているような感覚になりました。

 

私が「あれ?」と思い始めたきっかけは、ルミたちが七瀬さんの家にお邪魔する際に、

「七瀬さんの部屋は裸足で歩くと足の裏にゴミが沢山付く」というところでした。

極端にだらしないところから、七瀬さんの欠陥を疑いだし、

七瀬さんが人気のお笑い芸人から10年以上も愛されているはずない、という、

私の感情が引っ張り出され、小説を単純に読み進めて行くことをやめるのです。

 

そこからは小説で起こっていることをちゃんと自分なりに解釈していくと、

ルミたちが七瀬さんにしていることって、ただの“イジメ”なんじゃないか?となってきますショボーン

 

『こちらあみ子』の時と違っているのは、ルミたち同僚にはハッキリとした悪意が見られましたショボーン

 

ルミたちの歪んだ感情は読み手の私にとって日常生活にも支障をきたすレベルで

気分を害するものですぶー

 

だって、日常生活でもこうゆうことってあると思うんです。

妄想や虚言癖でなかったとしても「この子おかしいこと言ってるな~」と思いながらも、

場の空気を壊さないため。

指摘するような間柄でもないか、と思ってしますため。

「そうだよね~」とその子を肯定する適当な相槌を打ってしまうことってあります。

 

極端な話、これの延長線上にルミと七瀬さんが居るような気がしますあせる

 

また、ルミたちが働いているのは女性がビキニを着てローラーシューズを履いて接客するお店です。

キャバクラやラウンジではない、時給が安い夜の仕事。昼夜逆転生活。

その舞台が異世界観を強調させている気がします。

 

物語の最後、七瀬さんはルミたちの前から姿を消し、ルミたちは七瀬さん抜きでピクニックをします。

奇妙で後味の悪い終わり方です。

まさかここにきて、タイトルのピクニックが出てくるとは。と驚愕でしたアセアセ

 

 

『ピクニック』を読んで、何も感じなかったか、何か感じたか。

私は完全に何か感じることができる人間であると確認することが出来ましたうーん