週刊少年サンデー vol.26
絶対可憐チルドレン 260th.sense リトル・プリンセス(4)



「任務でこのホテルに泊まったあの日から、薫ちゃんはおかしくなってしまったわ。」
「そんなに前から!?中学生になってからとかじゃなくて?」
「エロ本のようなものを発見したわ、おそらく当時の遺留品ね。透視える、透視えるわ。あの頃の薫ちゃんの心の闇…。」
「クク…気をつけろ、闇をのぞき込むとき――――闇もまたお前を見ている。」
「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
「刺激が強すぎたんだ。そのエロ本は没収します。」
「ふざけないでよ。ないない、薫ちゃんに闇なんかあるわけない。私が透視たいのはそう、心が綺麗で優しい薫ちゃんよ。」
「5歳だと思った?20歳でした!」
「……よりによってぶん殴りたい顔が透視えるなんて、私も寝た方がよかったみたい。何なのよこの幽霊屋敷は!」
「ここは私のアトリエよ。」
「パティ…!?ということは、さっきの遺留品はまさか…。」
「私の処女作よ。」
「どんな作品描いたらあんなのが出てくるのよ!」
「どんなってそれ、あなたが私に頼んだ兵賢本のサンプルよ?見に来たんでしょ?」
「いきなり何言い出すのよ?しほわかんなーい。」
「お前ら……。」
「違うのよ皆本さん、これはね。ハッ…!そういえばあんたの本を透視したとき…。」
「気づいたのね?それは兵賢と見せかけてリバ本。賢受けじゃ売れないから。」
「そーゆー話をしてんじゃないわよ!あれは確か、黒い幽霊の…」
「そう。彼女は我々が再調整を施した希望のプリンセス。計画の第一歩として新作ドラマCDでヒロインを務めることになってるんだよ。」
「今CVグリリバで再生されたような…。」
「今リバって言った?」
「言ってないわよ!」
「私は浪川がいいんだけど。」
「おいおい、今回は低予算で作ってるんだから、CV四宮豪で我慢してくれ。」
「いくらなんでも使い回しすぎじゃないか。」
「続編出たってドラマCDである限りずっとライトコメディよ。こんな根暗永遠に出せるわけないんだから、もう好きに脳内再生すればいいじゃない。」
「いずれOVAも出るさ。」
「発売直後に投げ売りする気?学生の財布事情考えなさいよ。」
「それはともかく今回はドラマCDのヒロイン、パティに我々の命運を託そう。」
「え?あれのヒロインはバベルとパンドラの可憐なガイたちよ。」
「あ、あははは…。」
「洗脳は効いてなさそうだな。」
「薫ちゃんには敵わないわね。」
「あの腐り果てた洗脳は薫の力なのか?というかパティが元黒い幽霊だったなんて初めて知ったし。」
「妄想力は同じようなものよ、2人とも。」



今日の新キャラ。