.月曜日
2018/04/16 04:34
『向山洋一全集 第76巻』より
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これまでの努力の上にこそ、今の自分もあるわけです。
ですから「うまくできない」のであれば、まずは「自分自身の基礎体力の無さ」に思いをめぐらすべきです。「ろくな教師修業もしてこなかったから、当然だ」と思うべきなのです。
これは悲しいことでしょうか。私は喜ぶべきだと思います。神様が、基礎体力の不足を教えてくれているのです。そのように考えれば、努力の方向が見えてきます。
こんな時によく言うことに「人の10倍努力せよ」ということがあります。どんな仕事でも当たり前のことです。
私は、人の10倍も努力しなくてもいいと思います。ただ、そのように考えるのは、大切なことです。
「自分には、平均90点ができない、それは、基礎体力がないからだ。これまでの教師修業が不足しているからだ。だから、人の10倍努力していこう。子どもと同じようにノートを書いてみよう。録音をして、聞いてみよう。」
このように決心して、努力した人なら、間違いなく向上します。半年も続ければ変化があらわれ、一年もすれば、格段と向上します。このように考えていくべきなのです。 ですから、教師の技量の違いは、技術・技能の違いのように見せますが、それが本質なのではありません。小さな事実、小さな変化、障害に出会ったとき、それらに対する対処のしかたが違うのです。その対処の違いを生み出すのが、その人の生き方、考え方です。つまり、教師としての思想、教師としての哲学が違うのです。
高い技術はすぐれた思想の反映です。技術を馬鹿にする教師は、馬鹿にされる程度の思想しか持ち合わせていないのです。
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なるほど!!
稲盛和夫氏の『考え方』にも同じようなことが書いていた。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
良い仕事をするためには、考え方を磨いて行く必要があるのだ。
自分の考え方をぴかぴかに磨いて、良い仕事をする。
充実した人生を送る。
では、どうやって考え方を磨くのか。
読書、ノート、ポメラ。
この3つだ。
良書を読み込み、ノートやポメラでアウトプットする。
さらに、学んだことを実践していく。
これをくり返すことで、自分の考え方をしっかりと磨いていこう。
.火曜日
2018/04/17 04:45
『向山洋一全集 第83巻』より
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新任教師の方々へ
すばらしい教師人生を送るためのたった一つの条件
教師はすばらしい仕事だ。私は32年間の体験を通して、心底そう思う。
「人様の子どもを教える」という、神様にしか許されない行為を仕事とするのが、教師である。教師であることの責任は重い。しかし、それだけのやりがいがある。これからも、多くの新任教師が学校に入る。すばらしい教師人生を送ってもらいたいと思う。
すばらしい教師人生を送るためには、たった一つだけ条件がある。教師の仕事の中心である「授業をする力量」を身につける努力をすることだ。「授業力をつける努力」をすれば、すばらしい教師人生を送ることができる。しかし、その努力をまじめにしないとき子どもにそむかれ、学級崩壊が起こり、不幸な教師人生を送ることになる。
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まさにその通りである。
俺も教師人生18年目を迎える。
自分なりに授業力を高めるための努力をしてきた。
だからこそ、今こうして教師を続けている。楽しく毎日の教師生活を送っている。
「授業の腕を上げる」これが大事なのだ。
教師の仕事の9割は授業なのだ。
どうやって授業力を挙げるか?
良い授業を何回も見る。聞く。
本を読む。
自分でやってみる。
サークルで検討してもらう。
セミナーでライブで体感する。
自分で記録をとり、毎日工夫する。
このようなことをずっと続けていく。
これしかないのだ。
.水曜日
◆
かつて、若いとき同僚だった「仕事熱心」な女教師は、20年後、有名校の高学年担任として赴任したが、連休明けには退職していた。
どこに原因があったのだろう。
いい人たちは、仕事熱心ではあった。しかし、どうでもいいことに熱心だったのだ。「教室に残って、飾り物を作ること」
「研究授業の道具、学芸会の道具などを、時間をかけて作ること」
このようなことに熱心だったのだ。
教師として大切な二つのことについては、全くといっていいほど努力していなかった。一つは「授業の力量」をあげることだ。
知的な授業をすること。シンプルな言葉で授業を展開すること。笑顔で子どもに接し、子どもの活動をほめまくること。
発達障害の子への対応を身につけていること。
リズムのある、テンポのよい授業をすること。
幾多のすぐれた先輩教師のすぐれた実践をよく勉強して取り入れていること。
以上のような技量を身につけるには、「きちんとした修業の場」と「努力の蓄積」が必要だ。
◆
正しい方向で努力する。
これが極めて重要だ。
教師には、熱心な教師が多い。
今の職場も、前の職場も、熱心に誠実に仕事をする人がほとんどだ。
夜遅くまで残って仕事をし、朝早くから仕事をしている。
しかし、「本当に大事なこと」に時間をかけているか?
と考えると少々疑問符がつく。
ノートの丸付け、
同僚との会議(あるいはおしゃべり)
教室の飾り付け、
子どもにやらせたらいいのに教師がやってやる作業・・・・
このようなどうでもいい(あるいはあまり大事ではない)ことに時間を費やしているのではないか。
本当に大事なことは、たった一つだけ。
「授業の腕を上げる」ことである。
そのために、自分の授業をふり返り、毎日指導法の工夫をしていく。
授業の名人から学んでいく。
読書によって、優れた実践から学ぶ。
このようなことに時間をかけるべきである。
俺は現在、朝ぎりぎり5分前に出勤。
夕方は定時ぴったりに退勤している。
しかし、正しい方向で学び、正しい方向で努力しているという手応えはある。
学校での勤務時間が短いからこそ、残りの時間で正しく努力できるのだ。
俺は俺のやり方で教師人生を送る。
まわりからあれこれ言われても気にしない。
自分の道を貫いて、正しい方向で努力していこう。
.木曜日
2018/04/19 05:14
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本当の勉強をして、本物の教材・教具を使いこなす人だけが、生き残っていくのである。
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俺も教師の世界で生き残りたい。
そのためには、どうすればいいか?
本当の勉強をする。
正しい方向で努力をする。
正しい方向で学び続ける。
何が正しい方向なのか?
それは、今までの17年間の教師修業で答えが出ている。
自分の場合は、向山型の追究だ。
これが俺にとっての正しい方向だ。
もちろん、他の人には他の人の正しい方向があってよい。
しかし、自分にとっての道は自分で決める。
これからの教師生活でとことん向山型を追究していく。
そして、本物の教材・教具を使いこなして、よりよい教育を目指す。
職人マインドで教師修業を続ける。