「終わらない歌を歌おう、一人ぼっちで泣いた夜
終わらない歌を歌おう、――――扱いされた日々
終わらない歌/THE BLUE HEARTS」
ここの部分がせつなくて好きです。
―――の部分はライブではちゃんと言ってますよね。。。
おととい。
ロック彼氏の部屋にクラシック彼女が遊びに来ていた。
なぜなら、ロック彼氏の部屋からクラシックが流れていたからで
ロック彼氏がクラシックを聴くなんてあり得ないから。
ビミョーに女の声もするしね。
そこで僕はロック彼氏の部屋に行って、彼等を冷かしてやろうと思った。
ロック彼氏の部屋のインターホンを押して、彼が出迎えてくれて、部屋に入ると。
案の定、クラシック彼女が持参したクラシックCDを
ロック彼氏のコンポで満足そうに聴いていた。
「おぉ、よく来たな」と言わんばかりにクラシック彼女は笑った。
「ちょっと、そろそろ俺のCDも聴かせてよー」とロック彼氏は言った。
「まだ、この曲終わってないでしょう!?」とクラシック彼女はキレぎみに答えた。
「長げぇ!!」とロック彼氏も切れぎみに言った。
「うっさい!!」とクラシック彼女はさらにキレて言った。
ロック彼氏はついに我慢できなくなったのか、
PSPでブルーハーツを流し始めた。
ロック彼氏もクラシック彼女もヘッドホンをつけてなかったので、
ロック彼氏の部屋は、
ブルーハーツとクラシック音楽が一緒にガンガン流れた。
「ちょっと音小さくしてよ!」-「そっちがしてよ!」
そんなくだらないやり取りが、ロック彼氏とクラシック彼女の間でくり返されたけど、
どっちもゆずらなかったので、聴いてるコッチはかなり辛かった。
ブルハの「終わらない歌」とスローテンポのクラシックが
同時に耳に入ってくるのだ。
「終わらない歌を歌おう~♪」(←終わらない歌)
「タララ~ラッラタ~♪」(←クラシック彼女が流してるクラシック)
「クソッタレの世界のため~♪」(←終わらない歌)
「チャーンチャーンラララ」(←クラシック彼女が流してるクラシック)
同時に流れるこの2つの音楽が一緒になって、
もはやどこか辺境の民族の儀式で使われるような
そんな呪術的な要素をかもし出してきたので(しかも大音量)
僕は気持ち悪くなってきた。
「じゃあ、そろそろ帰るから」と僕は言った。
「ねぇねぇ、この曲のどこがいい?どこがいい?」
とクラシック彼女が、早く帰りたい一心の僕にしつこく聞いてきたので
「全部!!」とキレぎみに言い捨てて、ロック彼氏の部屋を後にした。



