先日、下北沢駅前のマックで注文を待っている際にハッピーセットのプラレールの展示をふと見ていて気が付いたのですが、マックのオリジナル車両というのが存在するのですね。


流線型で赤いだけに、この地下を走る小田急70000形「GSE」、または近鉄80000系「ひのとり」に似ているような似ていないような感じですが、架空鉄道趣味的にはこの車両を実車化したら、ドアチャイムはポテトが揚がるタイマーの音、マックのメニューを提供する食堂車が連結されているとか、色々とおかしな妄想をしてしまいました。

ちなみに今は設定を変えているので存在しませんが、私の架空鉄道のビュッフェは欧州の列車に一時期本当に存在した「マクドナルド食堂車」を真似てファストフード的な車両にしていました。
あと、自分の架空鉄道車両の次期型特急車両を構想する際に、このデザインをパクるもとい参考にしたい気もします。

 

 

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2日目の夜も早く寝てしまったので、3日目の朝も早めに起床しました。


前日は気持ちのいいくらい晴れていましたが、雨は降っていないけど曇っていて、ここに来てついに昼間も雨が降ってきそうな空模様でした。
3日目は12時にまつだい駅を出発の「松之山コース」に参加するので、ゆっくり食事にしようと食堂に向かったら先客が2人いて宿の主人が何やら興味深い話を沢山していました。
まず、今の時期は迂闊に山に入らない方がいいとのことで、この目の前に熊が現れたこともあったそうです。
また、ここは今見るとただの草地にしか見えないけど、30年前までスキー場があったそうです。調べてみたら「城平(じょうだいら)スキー場」というリフト2基だけの小さいスキー場だったそうですが、ここのロッジはまさにゲレンデの目の前という立地で、その時の名残で食堂には今も「食券売場」と書かれた看板がついたままになっていました。
地元の人の話から面白い発見に繋がるということはしばしばありますが、ここがまさかスキー場だったとは思わなかっただけに面白い話を聞かせていただきました。


そして後で駅前の案内板を見たときに、地図上からスキー場の名前は既に剥がされていたけど、新幹線の大清水トンネル入口真上にリフトの存在がしっかりと残ったままになっているのも見つけました。
越後湯沢からまつだいまでは北越急行ほくほく線直通列車で向かいますが、当日ギリギリまで時刻表をろくに確認しなかったら朝に1時間半電車が来ない時間帯があり、次の列車は10:41でした。
これだと到着が出発30分前の受付開始ギリギリになってしまうので、1時間半早いのに乗っておくべきだったかもしれません。
仕方ないので列車を待つ間に越後湯沢駅近辺を散策。
前の日に近付こうとしたらどこから入っていいのか分からなかった&地図にも記載がない小さな神社らしきところに行こうとしたら、そこは参道が完全に草に覆われていて近付くことができない場所でした。

また、このそばにエンゼルグランディア越後中里の送迎バス待合所があってちょうどバスが停車中でしたが、車種が生産終了から久しいだけに首都圏では絶滅危惧種となっている日野レインボーHRでした。ちばシティバスの中古車らしいですね。
その後は反対側の東口を散策。


東口は駅のそばに江神温泉浴場があります。温泉地だけに共同浴場も点在しますが、駅のすぐそばにあるのはこれだけのようです。
また駅前の植え込みにはキバナコスモスも咲いていました。
そしてほくほく線の電車の時間が来たので駅に向かいましたが、10:41発なのに10分前を切っても折返しになる列車が来ていないばかりか来る気配もなく、運行情報を調べたら10:26には到着しているところ14分遅れとなっていました。


結局折返しの発車時刻ギリギリでの到着だったので出発も若干遅れましたが、なんとか無事にまつだいに向かうことができました。
また越後湯沢で待っているときは長蛇の列ができていたのでラッシュ並みの混雑になるのではと危惧していましたが、思ったよりも混んでいなかったし若干の立ち客が出ただけで座れましたね。しかもボックスシートの向かいの席に大地の芸術祭の観光客かは分かりませんが、西野カナ×新垣結衣系な人(相方は地元民かもしれないけど、ほくほく線についてやたらマニアックな話をするプロレスのDASH・チサコみたいな人でした)が来ました(汗)。

あと、以前に大地の芸術祭に行ったときは、北陸新幹線開業に伴う特急廃止の代替で登場した「超快速」があった頃で、超快速は通常まつだい通過でしたが、芸術祭期間中に限りまつだいに臨時停車していましたね。

個人的には芸術祭期間中限定で超快速を臨時運行して欲しい気もしますが。


ほくほく線の直通列車は、上越線内では六日町にのみ停車してからほくほく線に入りました。ほくほく線といえば北陸新幹線開業まで運行されていた特急「はくたか」が160km/h運転を行なっていたなどローカル線にしては異例の高規格で知られますが、普通列車も駅間距離が長いこともあってかなり速く、下手な特急列車よりも間違いなく速いと思います。
また、途中の六日町付近で雨が激しく降っていましたが、降りた頃には小降りになっていました。


まつだい駅には無事に到着しましたが、受付で予想外に列ができていてその後すぐ出発となったのでゆっくり食事をしている時間はなく、コンビニでおにぎりを買って早く食べてバスに乗り込みました。
まつだい駅発着のコースは2コースあり、今回はそのうちの「松之山コース」に参加。
ツアーの説明には半日だけのライトなコースと書かれていますが、前日のあちこち回るコースとは異なり松之山地区だけを集中して回るコースで、短時間に一気に回るような感じの行程になります。


そして、途中で人里離れた山奥や狭い道を行くのでマイクロバスになり、その分参加可能人数も限られていますが、2コースとも満席の様子でした。


ちなみに、私が参加した方のツアーのバスの車種は三菱ふそうローザでしたが、じゃない方のバスはエアロミディの7m車でしたね。

バスオタ的には、元々数が少なかった上に生産終了から久しいのであまり見かけなくなったエアロミディ7mの方に乗りたかったのですが。

昔は全幅が中型車並みで全長は7mという「大きいマイクロバス」的な小型バスが各社からリリースされていましたが、見事に全滅しましたね。

最近は、輸入のEVバスという形でこのサイズに近い全長8m程度で全幅は中型サイズのものが少数存在するらしいですが、国産車でこの手のバスが登場することは多分もうないでしょう。

まつだい駅を出発すると、いきなり周囲に家が全くない狭くて曲がりくねった山道へと入って行き、そこを抜けて集落が見えてきたところにある「森の学校キョロロ」を見学。
生物に関する博物館で、昆虫標本が多数置いてあったり、生きた蛇や蛙が飼育されていました。
必ずしもこの地域の生物ばかりでなく海外の昆虫の標本もあるのですが、蝶の標本が見事でした。

また霧がかかっていて遠くまで見えませんでしたが、展望台からの眺めもよかったです。

次いで「三二と休石」を見学。
古民家を改装したアート施設で、中に俳句が掲示され、ところどころに石が休むように置かれているという作品です。


次いで「家の記憶」を見ました。
こちらも同じく古民家活用のアート作品で、家の中に黒い糸が張り巡らされていて、中に家具などが編み込まれていますが、編み込まれているのは地元の人たちから集めた「いらないけれども捨てられないもの」とのことで、そういうテーマの作品になります。


そして、今回のハイライト「夢の家」に移動しました。


ここは昼間はアート作品として展示されていますが夜は宿泊施設となり、宿泊者は専用の変なデザインのパジャマを着て、棺桶のようなベッドに入って寝るという体験型アトラクションです。
そして、ここで見た夢をノートに書けという指令があるスポットになり、そのノートも置いてあります。


黒電話があって「テレパシーテレホン」とか書かれているし、浴室のデザインも独特でした。


棺桶の部屋はそれぞれ窓の色が異なるけど、やはり赤い部屋が一番不気味でしたし、「99%の人が泊まれない日本一怖い宿泊施設」と紹介している人もいました。
多分心霊スポットではないので怪奇現象は起きないと思いますが、こんな部屋で寝たら悪夢にうなされそうですし、
そしてこういう場所だと棺桶の中から特撮の悪の女王が現れそうですが、あろうことか赤い部屋にいる最中に、ツアー客で言葉から外国人と思われる怖いお姉さんと女帝もとい戸田恵梨香似の人と土屋太鳳の物真似をする丸山礼かプロレスのスターダムの舞華みたいな人が大はしゃぎしながら撮りまくっていました。
思わず昔の波田陽区のネタの如く「あんたが一番怖そうですから!残念!」と声を掛けようかと思いましたが、それやったら私がビンタされたり炎華落としを食らい棺桶に押し込まれ(以下略)


また、隣の建物は「不老不死の薬」という展示で、この地域で採れる草花を漬け込んだ薬草酒がずらりと並んでいますが、薄暗い部屋でそれらがフラスコの中に入っていることもあって不気味さを醸し出していますし、やはりここでも怖いお姉さんと女帝が楽しそうに(以下略)


大地の芸術祭屈指のホラースポットもとい夢の家を見終えた後は松之山温泉に移動。
温泉街の最上部に牛を象った巨大な看板の「ブラックシンボル」があり、それを見てから松之山温泉街を下りました。


途中には薬師如来堂や不動滝といった見どころもありました。
鷹の湯源泉や足湯の木造の建物も味わい深かったです。


次いで「in and out」を見ました。
トルコのアーティストによる作品で、こちらも古民家活用の作品になり、建物や家の中のものが白い金網の籠のようなもので包まれているのは、先ほど見た家の中のものが黒い糸で包まれた作品と通じるものがあります。
また、ちょうど稲刈りも始まった時期で、そばの田圃でも稲刈りが行われていました。


次いで「不思議な石」を見ました。こちらは屋外展示物で、雨で足元が悪い中での鑑賞になってしまいました。
これは等高線をモチーフにしたカラフルなアート作品ですが、ここは百体庚申塔のある場所だけに本物の不思議な石も沢山あります。だからこの場所を選んだと思われますが。


そして今回のツアーの最後の見学スポットである「オーストラリアハウス」に行きました。
名前の通りオーストラリア出身のアーティストによる作品で、初代の建物は近くの別の場所に古民家を改装したものとしてあったそうですが、地震で倒壊してしまい、その後に現在地に新築で再建されたとのことです。
また、2階は宿泊施設になっているそうですが、通常は非公開です。
全て巡り終えてまつだい駅への帰路につきましたが、バスに乗って出発した途端に先程までそれほど酷くなかった雨が急に強まり始め、台風でもないのに葉っぱが落ちて飛ばされるくらいの爆風も伴っていました。雨が強くなる直前にバスに乗り込めたのは不幸中の幸いです。
そして30分ほどでまつだい駅に到着し、ツアーは終了となりました。
今回のツアーは「半日で巡るライトなコース」と書かれていましたが、作品の内容や立地的には前日のメジャーなスポットをメインに回るダイジェストツアーが初心者向けなのに対し、今回のはやや上級者向けっぽい感じもありましたね。
また、両日とも限られた時間内に多くの作品を観るという性格上どうしても駆け足気味になってしまいましたが、その代わり充実度は非常に高かったと思います。


解散後にすぐ来るほくほく線の越後湯沢行き電車でまつだいを後にしましたが、今までガラガラだったのにツアー帰りの客が乗ってきて一気に乗車率が上がったのが印象的でした。
帰りの電車も下手な特急より速く快走して越後湯沢に到着。


最後は新幹線に乗る前にお土産を買ったり夕食で駅構内の立ち食いそば屋で「ぜいたくそば」を食べました。
これは、かき揚げ、きつね揚げ、わかめ、山菜、卵と全部乗せではないけど色々乗っていて名前通り贅沢なそばでした。


そして18:12発の「とき334号」に乗車。「334」というと2005年の日本シリーズ(ロッテVS阪神)で阪神が33-4で大敗したことをいじるのに使われてしまうネタで、当然この新幹線もネットで見るとたびたびネタにされているようですが、別にネタにするためにわざとこれを選んで乗った訳ではありません。「なんでや阪神関係ないやろ」とご立腹された阪神ファンの方がいたらごめんなさい。
越後湯沢から各駅に停車する新幹線でしたが、1時間程度で大宮に到着。東北新幹線だと利根川を渡ったら帰ってきた気分になりますが、上越新幹線だと隣にニュー―シャトルが並走しているのに気づいたら帰ってきた気分が起きますね。
翌日からはいつも通りの生活に戻りました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/25667686.html
(2)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/25667785.html

 

 

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2日目の朝は前日に早く寝た分、かなり早く目覚めてしまいました。


天気予報だと全日程とも雨という最悪な予報でしたが、気持ちがいいくらい晴れていて、窓の外に見える緑とその向こうにそびえるホテルやリゾートマンションが青空に映えていました。
緑の向こうに赤い屋根だけ見えているリゾートマンションは何だかファンタジーの建物チックにも見えます。
そして7:30に朝食にしました。今回は朝食のみ有のプランにしましたが、自家製野菜や山菜メインのヘルシーだけど普段ろくな朝食を食べていない者からしてみれば豪華な朝食でしたね。
食後に一休みして宿を出発。
まずは、前日の夕方に暗くなっているのでスルーした近くの熊野神社に行ってみました。ちなみにこの辺の小字名が熊野で町会名も下熊野です。
参道は草ぼうぼう、狭くて急な階段には苔がびっしり生えているなどお世辞にも綺麗とは言えない状態だし、特に階段の苔で滑る恐れがあり危険なので慎重に上りました。


そして上に行ってみたら本殿の周囲は参道や階段の状態と比較して嘘のように綺麗に整備されていました。調べてみたら応永9年(1402年)創建とのことで、かなり長い歴史のある神社ですね。
そして越後湯沢駅東口にあるツアー受付カウンターに向かい、ツアーの参加手続きをしました。
なお、大地の芸術祭オフィシャルツアーは数コースありますが、全て事前予約制で今回も満席でしたし、1週間以上前に予約した段階で既に残数僅かでしたね。


今回参加したのは「エチゴツマリコース」で、9時発の18時帰着で1日かけて全6エリアの主要スポットを回るダイジェストツアー形式になります。

またバスは、南越後観光バス(越後交通グループ)の新しめの車両(三菱ふそうエアロエース)で、各座席にUSBソケットが完備されていました。あと、黄色いライン入りの座席は昔のマツダ・ボンゴワゴンにこういう柄のシートのグレード(誰かがタイガースカラーと言っていた)があったのを思い出します。
越後湯沢駅よりバスで出発し、まずは清津峡渓谷トンネルに向かいます。
清津峡は元々外に遊歩道があったそうですが、土砂崩れで通れなくなってしまい、代わりにトンネルが掘られたそうで、このトンネルを活用したアートになります。
途中にもアート作品がありますが、先ずはトンネルの終端まで向かいました。


終端はトンネルの出口から清津峡を眺める形になりますが、外壁が鏡張りになっていて床に水が張られていて、万華鏡のような幻想的な景色が楽しめます。
雨予報に反して晴れていたので、より美しい渓谷とトンネルの景色を楽しむことができました。


そして戻る途中に、トンネルの壁面が白黒のストライプになって銀色のUFOのような鍋のような形の物体が置かれたスポットがあり、ここで撮影。
銀色の物体にトンネルの縞模様が反射して不思議な造形となっていますが、この銀色の物体の正体はトイレでした。
しかも、マジックミラーになっていて、外から中は見えないけど中から外が丸見えです。
そんな訳で中を撮影したり見ている人は多数いましたが、実際にここで用を足す人はあまりいないのではと思われます。
またトンネル内の照明は様々な色があり、多くは普通の蛍光灯に色付きのカバーをかけただけですが、一部はランプのような形状のものもありました。


そしてトンネルを出てすぐのところにある売店は「潜望鏡」という名前で建物自体がアート作品になっていて、三角屋根で2階に足湯が併設されていますが、そこの天井が鏡張りで本当に潜望鏡のようになっていました。
このほか駐車場への道中には清津薬師堂もありました。


その後はバスで「たくさんの失われた窓のために」という作品へ移動。
川沿いの丘に枠を組んでカーテンが下がっているだけにも見えるアート作品ですが、これには今年で発生から20年となるこの地域も特に被害が大きかった新潟県中越地震で倒壊した多く建物の窓をイメージしたというメッセージ、この窓から越後妻有の景色を見ようというメッセージが込められた作品になります。
晴天で程良い風加減でカーテンがなびいていて、これを撮影するにはベストな天候でしたね。


また、この作品が置かれた広場のすぐそばは清津川の倉俣大橋ですが、欄干に人物や火焔型土器が彫刻されているのも面白いです。


次いで「別の場所から来た物」という作品に移動。ウクライナのアーティストによる作品で、これが設置された場所は東京電力信濃川発電所連絡水槽で、そこにロケットと衛星をイメージした銀色の作品が設置されています。
旧ソ連の「宇宙的な」公園や、現在の戦争における都市への砲撃をテーマにしたものとのことで、メッセージ性の強い作品といえます。
また、この連絡水槽というのが1939年(昭和14年)に作られたもので、コンクリの色褪せ具合やところどころ植物に覆われた様子が廃墟っぽいというか、ラピュタなどジブリの世界にこんな風景があったなと感じさせられました。
バスを止めた場所にある円柱が並んだ砂防ダムも独特の雰囲気を醸し出していました。


次いで旧松之山町立東川小学校跡を利用した「最後の教室」という作品に移動。
中は全て真っ暗で、まずは暗い中に電球が沢山ぶら下がって沢山の扇風機が回る体育館から入りました。
体育館を抜けた先は前方から回転する一筋の光に照らされながら2階、3階と移動。


棺桶のような透明の箱が沢山並んだ部屋があったり、中央にベッドが置かれてフラッシュのような点滅と鼓動の音が鳴り響く部屋があるなどお化け屋敷のような場所でしたね。
ここの別室には、「影の劇場-愉快なゆうれい達-」という展示もありましたが、こちらはどちらかというとコミカルで、幽霊と一言も言っていないメインの展示の方が怖かったのは言うまでもありません。
またこの建物の周囲には、植えているのか自生しているのかは分かりませんが、ホオズキが沢山生えていました。鉢植えのものはよく見かけますが、土に植わっているものはあまり見かけないだけに珍しいですね。
午前の部の最後は「奴奈川キャンパス」(旧十日町市立奴奈川小学校)に行きました。
今回のコースは、ここの食堂「ツマリキッチン(TSUMARI KITCHEN)」での昼食が込みとなっていて、到着したらまず昼食になりました。


まずは前菜プレート、ご飯、ガスパチョ、ヨーグルトが置かれていて、その後にメインディッシュの「お母さん達のお野菜と妻有ポークのフリット蕗味噌チーズソース」が来ました。
名前の通り地元産の野菜や豚肉を使用した料理で、ご飯は今週から新米を使用とのことで、なんともグッドタイミングでした。
ちなみに外国人も多く参加するツアーなだけに、予約時に豚肉が駄目かとかチェックする項目がありましたね。
食後は館内の展示を見学。
階段にはモビール状の「彩風」という作品が展示されていました。
次いで「南極ビエンナーレ-フラム号2」のジオラマ、「おぼろげな記憶」という展示を見学。


そして隣の「惑星トラリス」を見ました。要するに架空世界的なものでトンネルを抜けた先はカラフルな世界というコンセプトの作品で、一見すると飛行機の形をしているけど琴で、人感センサーになっているのか近づくと音を奏でる仕掛けがありました。
また、売店でこの招き猫も売っていて、某所の大きな猫にプレゼントしたいけど、一番小さいSサイズでも35000円、Lサイズだと18万円もしました。
そしてここの最上階には、「紙の部屋 除雪式奴奈川姫」という展示があり、これは除雪機とここの地元の奴奈川姫伝説をかけたもので、一見すると紙屑が散らばっているだけのようにも見えますが、メッセージ性の強い作品です。


また、校庭には「はなしるべ」というトロッコがあり実際に動かすこともできるそうですが、この時点で集合時間ギリギリだったこともあり動かすことはできませんでした。鉄オタ的には乗ってみたかったのですが。


乗り場がバス停のようになっていたり面白いし、軌間が何ミリあるのかも気になるところです。

そして奴奈川キャンパスを出発し、まつだい駅前にある「まつだい雪国農耕文化村センター農舞台」に移動。
周辺一帯がまつだい「農舞台」フィールドミュージアムというコンセプトの施設で、棚田で耕作する人の像や駅からも見える草間彌生氏の派手な作品などを見ることができます。
隣接して郷土資料館もありますが、時間がなくて中は見られず外観を撮ったのみです。


次いで「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を見学。
こちらも廃校活用の施設になり、ビオトープがあったり自転車を漕ぐと人形がドラムを叩く仕掛けのアトラクションなどがありました。名前の通り木の実や木の枝を多用したアート作品です。
また、順路の最後の方に家の模型がありましたが、小さいながら内装まできちんと作ってあるのが面白かったです。
ここでは最後に、館内のカフェでジンジャーエールと妻有アイス(ふきのとう)を食べました。怖いもの見たさで食べてしまったふきのとうアイスは当たり前ですが本当にふきのとうの味がしましたし後味も残りましたが、辛口のジンジャーエールと一緒だとエグさが若干和らぎます。
そして、ここの庭にはヤギが飼われていました。


そして今回のコースの最後の見学スポットとなる「越後妻有里山現代美術館MonET」に向かいました。


入口入ってすぐのところには「移動してる(電車)、意識も飛んでる」という作品があり、座席付きのトロッコのようなものが飾られていたほか車窓のセットが2組設置されていました。

あくまでアート作品なので超詳細に作られている訳ではないけど、下回りが台車っぽく作られていますね。要するにこれは、定員12名の単車の客車ということですか。今度この変な列車が走る架空鉄道でも作ってみよう(嘘)。


また、やたらと首の長い猫が飾られていて何だと思ったら、これは「神獣の猫龍」という作品でした。名前の通り体は龍だけど顔と足だけが猫という一見不気味だけどコミカルな作品でしたね。


そして、隣接の物産店には越後湯沢駅に飾られたもののように回転はしないけど巨大な吊るし雛が飾られていました。
全てのスポットを見学し終えたのでバスで越後湯沢駅への帰路につき、予定通り18時に越後湯沢駅で解散となりました。
広大なエリア全ての主要なスポットを巡るツアーということで、移動時間が長いのと限られた時間でなるべく多く回るのでどうしても駆け足気味になってしまうのは否めませんが、色々見られて充実したツアーでしたね。


解散後は越後湯沢駅の雁木通り内にある「魚沼の畑」という店に入りました。
取り敢えず新潟限定生ビール「風味爽快ニシテ」と栃尾の油揚げで乾杯。地ビールかと思ったらサッポロビールの地域限定品で、サッポロビールの原型である開拓使麦酒醸造所のビールをつくりあげた醸造家・中川清兵衛の出身地が現在の新潟県長岡市であることに因んで作られたものだそうです。
最後の〆には、ここの代表的メニューである「とろ~り極み親子丼」を食べました。
なお、駅ナカということで営業時間に制限があるのか19時で早くも閉店でしたが、ひとまずは地元の味を満喫できましたね。また、テイクアウトのみだったらしくすぐに出て行ってしまいましたが、横澤夏子みたいな人と土屋太鳳の物真似をする丸山礼か舞華みたいな人がいただけに、思わず「美味しかったお」。
また、昼間のツアー中は予報に反して好天に恵まれていましたが、宿への帰路の途中でとうとう雨が降り始めました。
宿に戻った後は疲れたので早めに寝ました。

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金・土と連休だったので、これを利用して新潟県十日町市を中心に開催中の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に行ってきました。
トリエンナーレの名前の通り3年おきの開催で、これに行くのは実に9年ぶりです。前回(1年遅れで開催)行こうかと思っていたのですが、スケジュールが合わなくて行かれず、今年ようやく行くことができました。


木曜日が夜勤明けで朝には仕事が終わったので、帰宅後に一休みの後に夕方に現地入りしようと大宮15:05発の新幹線「とき325号」に乗ることにしました。
ところが、東北新幹線で起きた有り得ない故障というか事故の影響で、通常運転と案内されていたはずの上越新幹線にも遅れが発生していて、結局十数分遅れで大宮を出発。
旅の最初がこれでは先が思いやられるし、何より明らかにJR側の不手際なので苦情を言いたい気分でしたが、乗客からの非難の矢面に立たされ、だいたひかる似の不審者みたいな奴とバーコードおじさんにネチネチいじめられている駅員を目の当たりにして気の毒に思えたので、ちょっと言えませんでしたね。


また、待たされている最中に回送電車が来て、こんなときに回送だと普通はムカつくことこの上ないのですが、これがなんと検測車の「East-i」でした。
新幹線の遅れは困りましたが、これに遭遇したのは不幸中の幸いと言えるでしょう。すぐそばで待っていた大きな猫もとい橋本愛or筧美和子or丘みどりみたいな人も、咄嗟にカメラを構えてこれを撮っていました。


そんな訳で越後湯沢到着も遅れましたが、なんとか計画通り夕方までに現地入りできました。
この駅で改札を出るのは久々で、前に芸術祭に行ったときは十日町に宿泊していたので乗り換えただけ、それ以外のときも通過しただけなので、多分子供の頃にスキーで来て、越後湯沢駅発着のバスに乗ったとき以来かと思います。


また、最近はスキーで外国人観光客が増えているほか、芸術祭も外国から見に来る人が多いのですが、駅構内の案内板には定番の英語、中国語、韓国語のほかにタイ語まで書かれているのが印象的でした。


改札を出ると雁木通りという駅ナカ商業施設があり、ここを見ていたら一番奥に巨大な回転する吊るし雛がありました。
ここにぶら下がっているものは実に6000個もあり、種類は基本108種類+湯沢のご当地もの10種類もあるとのことです。

 


仕事の疲れも取れていなく、新幹線の遅れも手伝って焦りながら向かったのではっきり言って非常に疲れていたのですが、この幻想的な光景と美しいBGMは心に沁みましたね。


また、駅前には足湯ならぬ足水がありました。


そして駅周辺は温泉とスキー場ということでホテルや旅館などが多くありますが、純和風の大きいホテル、小洒落た外装の洋風のペンションなど個性的な建物が多いです。


駅を離れる際に最後は、駅構内の魚沼らーめん雁舎という店に入り、ここの人気商品だという「酒粕味噌らーめん」を食べました。
麺は普通のものと米麺が選べて普通の麺にしてしまいましたが、場所柄やっぱり米麺にした方がよかったかもなんて思えてきました。味噌に酒粕の香りも加わって、これが意外と麺にマッチしていました。
店名が魚沼らーめんなだけに、これはご当地ラーメンの一種なのかもと思いましたが、特にそういう訳ではないそうです。ただ新潟で酒粕入りラーメンは他にもいくつかあるらしいです。そして駅から少し歩いたところにある宿にチェックイン。


向かう途中に蒲鉾型屋根で角のような突起がついてキン肉マンの顔というかキン肉ハウスっぽいガレージらしき建物を発見。おそらく積雪対策なのだろうと思われますが、屋根がこういう形の建物は今回の道中で多く見かけました。


また、このすぐそばには墓地を併設した観音堂もありました。


そして駅前の市街地の外れにある「ロッジスエヒロ」にチェックイン。
新幹線のトンネル出入口のすぐそばにあり、隣を水路が流れていて窓を開けるとせせらぎの音が聞こえるなど、個人的に当たりな場所でした。
館内に何故かオペラ歌手のポスターや新聞の切り抜きが貼ってあるので何だろうと思ったら、ここは日本の三大テノールの一人と言われる笛田博昭氏の実家だそうです。
初日は前述の通り非常に疲れたので、チェックイン後は早めに寝ました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
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東京国際フォーラムで9月17~18日までの2日間開催された「SHARP TECH-DAY'24」(シャープテックデー)に行ってきました。


シャープの技術展で、新製品、新技術の発表や商談といったビジネス要素が強いイベントではあるけど、業界関係者専用ではなく一般ユーザーでも行かれるイベントです。但し事前に参加者登録を行なって会場内では入場証が必要となりますが。
地下1階の受付の後ろには今回の目玉であるEVの展示がありますが、こちらは後で見ることにしまずは地下2階のメイン会場の方を見学。
入口にはバイオマス樹脂を利用した冷蔵庫部品や空気清浄機の展示があり、環境への対応もしっかりアピールされていました。
会場内で最初に見たのはAI関連のブースで、ここにはAIカメラやAIを活用したスマートホームソリューションの展示がありました。


次いでパワー半導体の低損失化回路技術の展示を見ましたが、「Siパワー半導体」と書かれていると鉄オタ的にはどうしても電車の制御装置を連想してしまいます。


次いでネイチャーテクノロジーの展示を見ましたが、これが素人目にはなかなか面白いもので、冷蔵庫のLEDランプカバーにホッキョクグマの毛の構造を応用しているとか、ドラム洗濯機のフィルターにマンタのえらの構造を応用しているとか、ヘアブラシにラッコの爪や掌のしわの構造を応用していると書かれていました。家電製品に動物の構造を応用するというのはこれまた面白いアイデアがあるものです。


その後は参考出品の「インスタント5Gネットワーク」を見ました。アタッシュケース型で持ち運び式のローカル5G基地局+コア装置で、どこにでも設置できるので工事現場や災害時などの活用を想定しているとのことですが、電源はAC100Vのみだそうです。なので、災害の停電時には別途バッテリーや発電機が必須となります。


次いで自動車技術の「次世代コックピット」を見ました。
運転支援システムや自動運転に対応したものになり、運転席に座っての体験もできますが、運転者の動きをAIで監視するシステムであることを明らかにしているので、隣の壁にかかっている2つのモニター画面に自分の顔がデカデカと映し出されてしまいます。これは恥ずかしいので、とても運転席に座る体験はできませんでした。


もちろんこれはデモンストレーションなので、実用化した際にこうやってデカデカと映し出されてしまうことはないと思います。

最後はメイン会場外の地下1階に展示されているEV「LDK+」を見ました。
「LDK+」とは自宅リビングの延長線上というコンセプトに由来する名称で、後席をリビングに見立てた広い室内を有するワンボックス型のEVになります。


リアハッチ部分の65インチ液晶画面など様々な装備が搭載されているけど、プラズマクラスターだったり、AIカメラだったり、次世代コックピットだったり、シャープの新技術や自慢の技術をこれでもかと言わんばかりに詰め込んでいるところが面白いですね。
結構大きい車で、見た感じはハイエースのワイドくらいの大きさに見えますが、解説によると全長5m、全幅と全高は2mとのことで、全幅に関してはハイエースのワイドどころかマイクロバスに匹敵する幅です。


また、後席ドアに結構な段差のステップがあるところが従来からの旧態依然としたワンボックスそのものな見た目ですが、こういう車なので床下にバッテリーや機器類が収められていてそうなっているのかもしれません。


あと、後ろに窓がなくて灯具類がバンパーに内蔵されているところは、大きい車ながら軽ワンボックスっぽくも見えますね。家電っぽいシンプルな造形という意見もあるけど、車として見た場合は賛否両論呼びそうです。


タイヤはミシュランの「255/45R20」とかなり大きいものを履いていますが、このサイズのタイヤは輸入車のSUVでの採用例が多いようです。


この車のベースは、シャープの親会社となった台湾の鴻海(FOXCONN/フォックスコン)のSUV型のEV「モデルC」だそうで、隣には同車も展示されていました。多分大径タイヤはこのモデルCと共通なのでしょう。
「LDK+」はデザインなどについて賛否両論あるし、現在のEVを巡る社会情勢が不透明なことにより商業的に成功するか疑問視する声も少なからず出ていることを考えると、どれだけヒットするかは未知数でしょう。
ただ、変わったもの好きで架空バスや架空タクシーを描いている者としては、これを架空タクシー車両という設定などでイラスト化できたら面白いかもなんて思いましたね。
最後はアンケートに答えたら、シャープがリリースしている消臭用の光触媒スプレーを貰いました。


シャープの展示を見終えた後は国際フォーラム内に事実上の常設展となっている江戸城天守閣の模型や太田道灌に関する展示を見ました。
そして、これを見てあと8年後の2032年に太田道灌(1432~86)生誕600年となることに気付きました。今のところ生誕600年を記念して何か祭りや特別な事業をやるという話は聞きませんが、そろそろそういう話が出てくるかもしれません。


帰りは東京駅まで歩きましたが、はとバスの待機場所にオープントップバスの新型車スカニア「エクリプスジェミニ3」が停車中でした。
第1号が導入されてから3年間は、増備車の導入などの音沙汰が全くないまま経過していましたが、今年になってから本格的に増備が始まったのかようやく2台追加導入されましたし、京急バスでも三浦半島周遊に同型車を導入するなど、今後見かける機会が徐々に増えていきそうです。


また、帰りがけに赤羽図書館に寄ったのですが、入口にハロウィン飾りが出ていました。気が付けばもうそんな時期なのだと実感させられましたね。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/25605178.html

 

 

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