福岡市南区三宅のとある素封家のお宅の裏庭には木瓜の花が咲く。
その木瓜の花が狂い咲きしているのに気付いたのは、暦の上での立冬を迎えて3日目だった。
最初は、冬椿ではないか?と見間違えるところだった。
狂い咲きに気付いたのは、ここに早春に赤い木瓜の花が咲くことを思い出したからであった。
11月9日の木瓜の花の狂い咲きでは、2月15日とでは大きく異なるところがあった。
まるで常緑樹のような濃い緑の葉を持ち狂い咲きしていたのが11月9日であった。
それに対して、2月15日ではまだ葉が出ておらず、赤い花が一斉に咲き誇っていた。
今年は、木瓜以外にも、シロハナトキワマンサクやツツジの帰り花も見られた。
俳句の世界では、狂い咲きのことを帰り花という。
狂い咲きは傍題季語になっている。
アメブロ友の芳根杏子さんの「芳根杏子日記」の本日の俳句のお題が「帰り花」だった。
そこで以下のような俳句とコメントを送った。
『ハイジャン男さん
おはようございます。福岡市はほぼ晴れ、気温10℃です。最高気温は17℃の予報です。本日のお題は「帰り花」ですね。この初冬、私が見た帰り花は、ボケ、ツツジ、シロハナトキワマンサクです。ボケが特に印象的でした。木瓜は早春に葉っぱよりも花がたくさん咲きます。ところが、帰り花では、葉っぱの緑に赤い花が咲き、冬椿かと間違いました!季重なりを避けてこの情景を句に出来ないか?
常緑樹かと惚けかます帰り花
ダジャレのような句になりました!(笑)』
惚けて冬椿の記事を書かなくて良かった!(笑)
帰り花惚け老人とならぬやう
ハイジャン男
俳句をする人には惚けはいない!と丘ふみ游俳倶楽部のお仲間の高校の恩師の白川砂太先生に伺ったことがある。