今、日本陸上競技女子の長距離部門で一番輝いている選手は?田中希美選手である。今年のハンガリーの世界選手権の5000m予選で14分37秒98という、廣中選手の持つ従来の日本記録を14秒86も更新し、2組6着で決勝進出した。決勝では8位入賞を果たした。


2023年9月8日にはダイヤモンドリーグ(ブリュッセル)で5000mに参加。世界陸上ブダペスト大会予選で自身が出した日本記録を一気に8秒80更新し、アジア歴代2位(アジア歴代1位は中華人民共和国馬軍団の姜波が1997年に記録した14分28秒09)となる14分29秒18をマークする快挙を成し遂げた。


そして、今シーズン締めくくりのトラックレースの鹿児島国体2023




見事な2段スパートで2位以下を寄せ付けず。タイムは15分22秒46で自己最高記録を1分近く下回った。しかし、世界選手権の決勝でもそんなことはあった。勝負にかけるとペースは遅くなってしまう。


その圧巻のレースの模様をYouTubeでリンクする。





田中希美選手には、パリ五輪で人見絹枝選手以来のトラック種目でのメダルを期待したい。


「秋高しパリの表彰台に立つ」


ハイジャン男