福岡市南区の住人、ハイジャン男のブログ。
本日、10月11日は、漂泊の俳人の種田山頭火(1882〜1940)の忌日である。
山頭火のプロフィールをWikipediaより引用する。
種田 山頭火(たねだ さんとうか、本名:種田 正一(たねだ しょういち)、1882年(明治15年)12月3日 - 1940年(昭和15年)10月11日)は、日本の自由律俳句の俳人。山頭火とだけ呼ばれることが多い。
山口県佐波郡(現在の防府市)生まれ。『層雲』の荻原井泉水門下。1925年に熊本市の曹洞宗報恩寺で出家得度して耕畝(こうほ)と改名。各地を放浪しながら1万2000余りの句を詠んだ。
代表作を10句選んでみる。
- 分け入つても分け入つても青い山
- うしろすがたのしぐれてゆくか
- まつすぐな道でさみしい
- 生死の中の雪ふりしきる
- おちついて死ねそうな草萌ゆる
- 松はみな枝垂れて南無観是音
- すべつてころんで山がひつそり
- 山へ空へ摩訶般若波羅密多心経
- また見ることもない山が遠ざかる
- 濁れる水の流れつつ澄む山頭火の句をこうして見てみると、自然と同化しよう、一体化しようとしているように見える。自分は、その自然の一部なのだ。その感性を体得したいものだが、容易なことではない。ところで、ハイジャン男は以前、山頭火の句碑を久大本線の湯平駅で見たことがあり、ブログにしていた。