日曜日の恒例の散歩に出かけた。
南区の和田で夾竹桃が咲き始めていた。
夾竹桃と云えば、今は亡き句友の白髪鴨さん(当時の俳号は本名の一木さん)の丘ふみ游俳倶楽部第1号の雑詠部門で第一席となった句を思い出す。
「忘れらぬ道きっぱりと夾竹桃」
である。
白髪鴨さんは、2013年の5月1日未明に、アリランヨットレースのクルーとしてメタクサ号に乗り組み、時化に逢い、帆を下ろそうと格闘して、海に投げ出されて亡くなったのだった。
白髪鴨さんは寡黙な男らしい同級生であった。
「君は空夾竹桃を見つめをり」
ハイジャン男