昨日、俳句大学投句欄に投句していた句

「断層の底の愛憎夏来る」

に互選の知らせが届いた。



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選者は、向瀬美音さんである。

美音さん、有難うございます。

掲句は、夏になり、徐々に収まりつつあるものの余震の絶えない熊本・大分のことに思いを馳せて詠んだ。

断層の底の温度は300°Cを超えるという。

岩石は溶けてドロドロしていることだろう。

ドロドロというと人間の愛憎を思い付く。

断層の底も人間と同様に愛と憎しみの織り成す世界なのではなかろうか?

今回、被災された皆さん、やるせない憎しみをお感じであろう。

しかし、俳句を詠むと、憎しみも愛へと昇華して行けるかもしれないと思える。

愛とは、即ち憎しみから立ち直れるかどうかである。

熊本と大分の隣県の福岡県は、今回は大きな被害はなかった。

皆さんへの愛は忘れない。

「惜しみなき愛を届ける若葉風」

ハイジャン男