本日から、管理栄養士国家試験の問題を実際に出してみよう。
一般の読者の皆さん、これは学生の勉強のための記事ですので、どうぞスルーなさって下さい。
1. 小胞体の構造と機能についての出題である。正しいのはどれか。
(1)粗面小胞体は滑面小胞体と別々の袋として存在する。
(2)粗面小胞体では、たんぱく質の合成が行われる。
(3)粗面小胞体には電子伝達に関わる酵素が存在する。
(4)粗面小胞体に薬物代謝酵素系が存在する。
(5)小胞体とリボソームの結合には、受容体は関係していない。
2. 糖質の化学に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)グルコースは6単糖のケトースである。
(2)デオキシリボースは、リボースが脱水素されたものである。
(3)マルトースは還元性がない。
(4)でんぷんは、非還元末端を多く含む。
(5)グルクロン酸は還元性がない。
3. たんぱく質の化学に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)たんぱく質の一次構造を作るのにペプチド結合が関与する。
(2)たんぱく質を作るアミノ酸には、全てアミノ基をもつL-アミノ酸である。
(3)たんばく質は熱に安定である。
(4)たんぱく質の等電点は、全て中性である。
(5)たんぱく質は細胞内の機能に関係していない。
4. 核酸に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)cDNAには、イントロン部分が含まれる。
(2)tRNAはコドンをもつ。
(3)遺伝子の中心にテロメアがある。
(4)ノーザンブロッティングは、mRNAを検出する方法である。
(5)核小体で、mRNAがつくられる。
5. 糖質の代謝に関わる記述である。正しいのはどれか。
(1)ホスホフルクトキナーゼ活性は、ADPで活性化される。
(2)糖新生は、ミトコンドリアでのみ起きる。
(3)ベントースリン酸回路は、膵臓で活性が最も高い。
(4)ウロン酸回路でリボースがつくられる。
(5)グリコーゲンは、肝臓でつくられ、筋肉に運ばれる。
6. 脂質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)アラキドン酸は、リノール酸から合成される。
(2)ホスファチジルコリン合成には、エネルギーを必要としない。
(3)ホスホリパーゼは、中性脂肪を加水分解する。
(4)胆汁酸合成の律速酵素は、スクワレンエポキシダーゼである。
(5)女性ホルモンをつくる最終酵素はアロマターゼである。
7. たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。
(1)カテプシンは、リソソームに存在する。
(2)たんぱく質の合成は必ずトリプトファンから始める。
(3)乳酸デヒドロゲナーセは、血清には検出されない。
(4)トリプシンは、芳香族アミノ酸のカルボキシル基末端を加水分解する。
(5)たんぱく質の合成にはエネルギーを必要としない。
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