丘ふみ游俳倶楽部第136号が今朝発刊された。



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いつもよりも1日早い発刊である。

部長の中島葱男さんが1人で編集作業をされている。

葱男部長お疲れ様でした。

恒例により、雑詠部門、兼題部門の特選第一席句を紹介しよう。

当季雑詠=全69投句(入選54句)

【特選】

一席
●空のまま回る木馬や神無月=ぼくる 

◎雪、メ○十、紅、子△五、葱、喋、ま、水、資、香=19点
(雪:なかなか空の木馬は見られませんね。でもすっと響くものがありました。 十:単なる寂しさを超えて、不気味さも感じる。木馬→トロイ→神 の関係性はやや即きすぎ。 紅:季語の斡旋がお上手です。 五:神無月には、遊園地も空っぽ?季語の取り合わせが逆に面白い。 葱:外国映画のワンシーンのような。 資:面白い神無月のとらえ方。) 

兼題『季語:山茶花』『漢字:野』=全68投句(入選44句)


【特選】

一席
●山茶花や昔この家に三姉妹=やんま 

◎雪、秋○る、美、ま△葱、十、喋、ぼ=16点 
(雪:私の思う山茶花のイメージが、この句に一番近いと思いました。 秋:山茶花は何故か古家に似合う。絵になります。 る:この季語だと淋しい感じになってしまいがちですが、その塩梅がちょうど良いかと。 ま:季語がよく合っています。にぎやかで楽しかった日々が想像されます。 葱:哀愁と美しい思い出があります。 十:今は朽ちた空き家か。山茶花が頬紅を彷彿させる。 ぼ:さぞかし美人揃いだったろうなあ。) 

先ず、雑詠部門、東京のぼくるさんの句。

ハイジャン男は、人位に採った。

神無月に遊園地が空っぽ?

その季語との取り合わせが面白い。

ぼくるさんは、ユニークな句をよく詠まれる。

たいへん勉強になる。

兼題部門は、これまた千葉のやんまさんの句。

やんまさんは、アマチュアの域を超えられた方。

山茶花には「さん」が入ってるし、「三姉妹」にぴったしかもしれない。

ハイジャン男の1番点の高かった句を一句紹介。

兼題

●頬擦りはまた来年と言ふ枯野=五六二三斎
○喋△砂、美=4点 

先月の句の続編


●頬擦りをするかに迫る秋桜=五六ニ三斎
△る=1点 (る:擬人化なのですが、自分から近付いても良いわけですよね。) 

「頬擦りをして来る父や忘年会」

ハイジャン男