今日の生化学の実験実習の黒板より



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動物細胞の模式図が書かれている。

この中から、核やミトコンドリアのような細胞内小器官を分離することを細胞分画と云う。

それに使う道具だが



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ポッターとエルビアムが考案したガラス-テフロンホモジナイザーである。

この中にラットの肝臓を細かく切ったものを入れて、そこに等張のショ糖液を入れてホモジナイザーですり潰す。

そのことをホモジナイズと云う。

この操作により、細胞膜や小胞体のように大きな袋は細かく千切れてしまう。

ホモジナイザーのテフロンとガラスとの間の隙間を通るときに大きな袋は千切れてしまうのだ。

ところが、核やミトコンドリア、リソソームなどは球形でこの隙間をすり抜けてくれるので壊れない。

そのミトコンドリアであるが、色はウグイス色をしている。

その訳は、ミトコンドリアに銅を含む酵素があるからだろう。

チトクロムオキシダーゼという電子伝達系の末端の酵素である。

「冬の雨気分は少しカーキ色」

ハイジャン男