丘ふみ游俳倶楽部第131号が発刊された。






{FB1DC247-051F-44A9-8126-BE734CEFD2DA:01}



7月8日のことであった。

記事にするのが遅くなった。

恒例により、雑詠部門、兼題部門の第一席句を紹介しよう。

当季雑詠=全66投句(入選47句)

【特選】

一席
●大昼寝背負ふ地球の重さかな=十志夫 


◎五○雪、喋、淳、香△葱、資、ラ、紅、白、水、ス=18点

(五:スケールの大きさに◎。 雪:そういわれれば、背負ってますね~。大の字に寝ている様子が浮かびます。 香:大きな発想で面白いです。 葱:寝すぎで体が重たそう。 ラ:スケールの大きな発想が魅力的です。 紅:大の字に寝ているのでしょうね。大仰さがいいです。 白:寝ることは地球を背負うこと。成程。 水:大げさすぎるところが面白いですね。) 

兼題『季語:夕焼け』『漢:磨』=全67投句(入選46句)

【特選】

一席
●惜敗の子に夕焼けの空があり=砂太 


◎る、前○葱、五、紅、水、香△白、淳、風、ま、弧=21点 
(る:本人よりも親の方の印象に残るのかもしれませんが、でもよくわかります。 葱:親からの視点でしょうか? よく頑張ったね! と言ってあげたいのでしょう。 五:試合に負けた子に夕焼けは沁みる。
 紅:この日の夕焼けは決して忘れないでしょうね。 水:夕焼空は明日への希望です。また頑張ろう。 白:幼き頃の思い出が蘇ってきました。 風:句意の景は好きなんですが、「に」と「が」の助詞の使い方にもう一工夫欲しい感じがします。「惜敗の子」で切るとか。 ま:夕焼けていて良かったです。) 

今回の2句には、ハイジャン男もいずれも選をしていた。

雑詠部門の第一席の句は十志夫さん句

スケールの大きな句には魅力たっぷりだ。

兼題部門第一席の句は、砂太先生句 

甲子園の予選かもしれない。

しかし、子は中学生くらいが似合うかもしれない。

種目は、屋外競技なら何でもいい。

今回のハイジャン男の句は、6句中4句入選

その1句

●夕焼や遺骨喰らひて泣く漢=五六ニ三斎
○る、ま△紅=5点
(る:高倉健さんですね!誰も何も語らない、映画のようなシーンが浮びます。 ま:表現がちょっと強いかと思いますが、私にも覚えがありとても惹かれました。 紅:伝わるものがありました。)

先日のST君の遺骨をK君が食べて悲しんだ時のことを夏バージョンにして詠んだ。

 選が3人、しかもベテラン女性ということが印象的だった。

K君は、あらゆる女性から一目を置かれるんだなと感心した。

「夕焼や句会を終へて思ふ君」

ハイジャン男