大学のキャンパスに春先から紅葉しているカエデがあった。
調べてみると、春もみじというらしい。
春もみじを説明してくれているページを見つけたので引用しよう。
春もみじ
もみじは秋のものと思っている人がいるが「もみじどき秋は遠目にみるがよし春は近くでみるがよし」と言うこともあるように、古くは宝永七年(一七一〇)に出版された植物書物[増補地錦抄」巻之四楓之類 歌仙楓三十六種葉形之図」の中に「もみぢつくし楓ハ穐(あき)の紅葉を第一といへ共今来古往春の出葉にさまざまの色ありて秋は猶色を染るのながめ有り……」と書かれている。各地によって萌芽の時期が随分違うが、我が家の庭では、早い萌芽の木は三月二十日頃から、遅い萌芽の木で四月二十日とそれぞれ異なり、「みどりの日」から「こどもの日」にかけて最高潮に達する。
小さな冬芽から、丸まった折り紙をほぐすかのように、それぞれの芽から葉に成長する.過程が大変おもしろい。また成長しながら芽の色は、それぞれの木によって鮮血色から紅、桃色、橿、黄、白、黄緑、緑、茶緑、茶、小豆色、焦茶、海老茶など様々。そして日一日と変化し大半は緑色に変わってゆく。と同時に斑の色がはっきり現れるもの、葉の形が変形してゆくもの、より一層鮮やかな色合いを見せてくれるものなどもある。以外とカエデの園芸品種が、多くあることをご存知でないと思う。「葉形に大小あり切込すかし葉有り丸葉有長短の品々あれバ…」と有るように、江戸初期には百種におよび、歌を添えて記録されている。また明治十五年に発行された「械品便覧」には、二百二種が海外向けカタログとして紹介されていた。しかし昭和の太平洋戦争で殆とが消失している。その後、愛好家によって少し回復したが、他の華やかな草木に人気を奪われ、現在に及んでは園芸店の片隅に数種並んでいる程度。辛うじて全国に数軒の業者が、接ぎ木にて品種の苗木を生産してくださっているのがうれしいことなのだ。現在園芸品種は、三百余種程が、愛好家の手で残されてはいるようだが、よく似たもの、同じものが名前違いで、多くある。
小さな冬芽から、丸まった折り紙をほぐすかのように、それぞれの芽から葉に成長する.過程が大変おもしろい。また成長しながら芽の色は、それぞれの木によって鮮血色から紅、桃色、橿、黄、白、黄緑、緑、茶緑、茶、小豆色、焦茶、海老茶など様々。そして日一日と変化し大半は緑色に変わってゆく。と同時に斑の色がはっきり現れるもの、葉の形が変形してゆくもの、より一層鮮やかな色合いを見せてくれるものなどもある。以外とカエデの園芸品種が、多くあることをご存知でないと思う。「葉形に大小あり切込すかし葉有り丸葉有長短の品々あれバ…」と有るように、江戸初期には百種におよび、歌を添えて記録されている。また明治十五年に発行された「械品便覧」には、二百二種が海外向けカタログとして紹介されていた。しかし昭和の太平洋戦争で殆とが消失している。その後、愛好家によって少し回復したが、他の華やかな草木に人気を奪われ、現在に及んでは園芸店の片隅に数種並んでいる程度。辛うじて全国に数軒の業者が、接ぎ木にて品種の苗木を生産してくださっているのがうれしいことなのだ。現在園芸品種は、三百余種程が、愛好家の手で残されてはいるようだが、よく似たもの、同じものが名前違いで、多くある。
「燃え盛る哀しみ一つ春もみじ」
ハイジャン男