シューベルトのピアノの名曲、楽興の時は、NHKのラジオ番組「音楽の泉」のテーマソングとして日本人には馴染み深い名曲だ。
Wikipediaで「楽興の時」を調べてみよう。
『楽興の時』(がっきょうのとき、Moments Musicaux )D780は、シューベルトが作曲した6曲構成のピアノ曲集。1823年から1828年にかけて作曲され、28年に作品94として出版された。日本では多くのCMで採用され、広く知られている。特に第3番ヘ短調が名高い。
アレグロ・モデラート、4分の2拍子。6曲中最も知られている。シューベルトの存命中から愛好され「エール・リュス」(ロシア風歌曲)として有名であった。三部形式で左手の単調な伴奏を背景に右手が重厚な和音を歌う。NHKラジオ放送「音楽の泉」の主題曲としてもおなじみ。編曲次第では野卑な感じを与える。映画「カルメン故郷に帰る」でも用いられた。レオポルド・ゴドフスキーがこの曲をより複雑にした編曲を残している。また、常磐線いわき駅の発車メロディに採用されている。
先日、教育学部の卒論発表会でピアノ演奏が卒業発表会で行われた。
その時に、Iさんがこの「楽興の時」を演奏してくれた。
その演奏はなかなか良かったのだが、プロの演奏をYouTubeで聴いてみた。
ホロヴィッツ、千野宣大、中川京子、清水智子の4人。
圧倒的にホロヴィッツに感動した。繊細で音が綺麗だ。
その後は、かなり差があるが、千野宣大、中川京子、清水智子の順だなというのが素人のハイジャン男にも分かる。
落ち着き、音、詩情性があるかなどで、人間というものは、一瞬にして、その評価が下せるのだなと人間の持つ能力に驚くことしきり。
耳の遠い素人のハイジャン男ですら、そんな評価が出来るのだから、音楽評論家の皆さんは、最初の演奏の辺りで差を聴き取れるのかもしれない。
「楽興の時より浅き春の音」
ハイジャン男