木守柿ハイジャン男の庭の柿の木だが、今年は不作、裏年だった。木守柿もやっとのことでこうして一個だけ残している。これでは、烏や百舌鳥たちも寄って来ない。お陰で、無事に今日もなっている。木守柿とは、「来年もよく実るようにとのまじないで、木の先端に一つ二つ取り残しておく柿の実。こもりがき。きまもりがき。《季 冬》」とある。《季 冬》は冬の季語のことである。そう言えば、ハイジャン男は、この季語で俳句を詠んだことはなさそうだ。「一つだけやつと残せし木守柿」ハイジャン男