ハイジャン男がブログを始めたのは、昨年の12月。ブログを始めてから、初のノーベル賞受賞者が日本人から出た。赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3人がノーベル物理学賞受賞の栄誉に輝いた。


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詳しくは、時事通信の記事を引用する。

スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、実用的な青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇名城大教授(85)と天野浩名古屋大教授(54)、中村修二米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)に授与すると発表した。青色の登場でLEDは赤、緑とともに光の三原色がそろい用途が拡大。消費電力が少なく、耐久性が高い特長が注目され、白熱電球や蛍光灯に代わる白色照明のほか、携帯電話などのディスプレー、交通信号などに広く利用されている。(時事通信)


三氏は、青色LEDの開発に成功し、照明分野に革命をもたらした。消費電力の少ない照明の開発で、地球温暖化防止にもつながる革命的発明だ。ノーベル物理学賞受賞は当然のことである。

おめでとうございます。特に、中村氏であるが、徳島大学のご出身である。旧帝国大学系出身者の多いノーベル賞受賞者の中で、長崎薬専、現在の長崎大学薬学部ご出身の下村氏に次ぐ地方国立大学出身者である。

このお2人が血の滲むような努力の上に受賞に繋がった逸話は、有名だ。

同じ研究者として、敬意を表したい。

しかし、何故、このお2人が、日本でなく、アメリカに居なくてはならないのか?日本の大学に厳然として存在する学閥のなせるもののような気がしてならない。

その点、アメリカは実力主義だ。これまでのノーベル賞受賞者の中には、日本では受け入れられず、アメリカに研究拠点を設けざるを得なかった研究者が多く居られる。

日本の大学も閉鎖的体質の改善に目を向ける時ではなかろうか?

ところで、私立大学出身者のノーベル賞受賞者は依然としてゼロだ。

国立大学に沢山予算を付けてきた行政のせいもあろうが、ここは、私立大学の踏ん張りにも期待したいものだ。

「秋深しノーベル賞の諭すこと」

ハイジャン男