ハイジャン男の大学陸上部の先輩のKさんから戴いた秋の花の写真12枚の第6段。
ヘクソカズラである。見たことはある花だが、初耳の花だ。
早速、Wikipediaで紹介しよう。
ヘクソカズラ(屁糞葛、学名: Paederia scandens)は、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草で、至る所に多い雑草。葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。古名はクソカズラ(糞葛・屎葛)。別名ヤイトバナ、サオトメバナ。
形態・生態
葉は蔓性の茎に対生し、形は披針形から広卵形で、縁は全縁。
花期は7月から9月頃で、花弁は白色、中心は紅紫色であり、その色合いが灸を据えた跡のようなのでヤイトバナ(灸花)の別名がある。果実は黄褐色。
ホシホウジャク(スズメガ科)の幼虫が食する。
分布
日本各地、東アジアに分布する。
文化
万葉集(巻十六)
かわらふじに 延ひおほとれる屎葛 絶ゆることなく宮仕えせむ(高宮王)
諺「屁糞葛も花盛り」
いやなにおいがあってあまり好かれない屁糞葛でも、愛らしい花をつける時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力があるということ。類語に「鬼も十八番茶も出花」がある。
歳時記で調べたが、ヘクソカズラは季語ではないようだ。
「秋うららへくそかずらの若き女(ひと)」
ハイジャン男